プロフィール:山根あゆみさん(ロケーションズ)
東京都出身、ハワイ在住30年。成城大学マスコミュニケーション学科卒、ハワイパシフィックユニバーシティMBA卒。ホテル業界でマネジメント職を経て、不動産エージェントへ。ハワイ地元最大手の不動産会社ロケーションズに所属。アロハ・アイナアワードに2012年-2020年まで連続ノミネート。
東京都出身、ハワイ在住30年。成城大学マスコミュニケーション学科卒、ハワイパシフィックユニバーシティMBA卒。ホテル業界でマネジメント職を経て、不動産エージェントへ。ハワイ地元最大手の不動産会社ロケーションズに所属。アロハ・アイナアワードに2012年-2020年まで連続ノミネート。
初めてのハワイ旅行で感動した「ホスピタリティ」。
それが、ずっとわたしのベースになっています。
編集部:ハワイとの出会いや、いままでのキャリアについて教えてください。
あゆみさん:
私は小学校から大学まで一貫教育の学校の出身で、とても仲がよい同窓生たちに恵まれていました。その同級生たちと大学時代に初めてハワイ旅行をしたんですね。親に「成人式の着物は要らないから、代わりにハワイ旅行に行かせて!」とおねだりをしまして。(笑)
その時のハワイ旅行が素晴らしかったんです!ホテルのフロントの方、ハウスキーパーの方、出会う方みんな親切で優しくて。ハワイの温かさに触れて、一瞬でハワイに恋をしてしまいました。
私もこんなホスピタリティ溢れる仕事がしたい!いつかハワイのホテルで働きたい、と思ったのがハワイとの出会いです。 その後、日本で大学を卒業してから、ハワイに留学をして旅行業などのホスピタリティを学ぶトラベルインダストリー学科でMBAを取得。念願かなって、ハワイのホテルで働き始めました。
そこからホテルで16年ほど、日本人のお客様、特にVIPのリピーターのお客様の接遇などに携わりました。”お客様に喜んでいただくこと”を大切にしているうちに「また来たよ」と再訪してくださるお客様が増えていくのが嬉しかったですね。その頃に培ったホスピタリティが、不動産エージェントになった今も私のベースとなっています。
編集部:ホテル業界から、不動産エージェントへ転身されたきっかけは?
あゆみさん:
ホテル業界で多くのお客様に接し、責任のある職務も任されて充実した日々を過ごしていました。そのうちにホテルに長期滞在されるリピーターのお客様から、ハワイの不動産情報について聞かれることが増えてきたんですね。お客様からの質問に答えたくて興味を持ち始めたのをきっかけに、不動産エージェントの資格を取得しました。やはり不動産は一生の中でも金額が大きいお買い物です。お客様をお手伝いする責任が重い分、喜びも大きいことにやりがいを感じ、不動産エージェントとしてのキャリアにフォーカスすることにしました。
2005年からスタートした不動産エージェントとしてのキャリアも18年。2世代にわたってお付き合いをいただいているお客様も多く、感謝しています。
所属しているLocations(ロケーションズ)は日本人チームの結束の固さが自慢です!
編集部:あゆみさんが所属されているロケーションズさんはハワイ地元でも大手の不動産会社ですね。どんな会社ですか?
あゆみさん:
ロケーションズ社は1969年に創業以降、ハワイ発の最大の不動産会社として、地元密着型のスタイルで成長してきました。
自社に不動産リサーチ部門を持ち、常に最新のデータを持っていることが強みです。
また月に1回は日本人の不動産エージェントだけの勉強会も行うなど、最新情報をキャッチアップするための社員教育にも熱心な会社です。ロケーションズの日本人チームにはキャリアが長く、実績のあるメンバーが多いので、結束も固く、知識やアイディアの面で助け合うこともしばしばです。
ご存知の方も多いと思いますがハワイの不動産売買の際には、売主と買主それぞれにエージェントを立てて行われます。さらにエージェントの上には「ブローカー」と呼ばれる責任者が付いて、公正な取引を管理する仕組みとなっています。
ロケーションズでは、売主と買主の双方の利益を最大化するために、一人のエージェント が売主と買主の両方のエージェントを兼務するデュアル・ エージェンシーは行わないようにしています。法律違反ではありま せんが、利益が相反する2組の間で、 一人が公正に取引をまとめるのは難しいと考えるからです。
また売主と買主のそれぞれのエージェントが同じブローカーの下に所属し ていた場合、違うブローカーをそれぞれにつけるなど、 エージェントの職業倫理の実践と、 取引の透明性を大切にしています。
ワイキキ、アラモアナ、カカアコ、ハワイカイ、コンドから一軒家まで幅広く実績があります。
編集部:よく取り扱う物件はどのような物件でしょうか?またどのようなお客様が多いですか?
あゆみさん:
ワイキキ、アラモアナ、カカアコ、ハワイカイなどを、コンドミニアムから一軒家まで幅広く手掛けています。現在約6割がハワイ地元のローカルのお客様、約4割が日本人のお客様といった比率です。カカアコのラグジュアリーコンドミニアムから、新築プロジェクト「クイレイ・プレイス」のようなアフォーダブル(地元住民向けに作られる所得制限付きユニット)のコンドミニアムまで、広いバラエティでお客様のニーズにお応えしています。
また今後建設予定の新築コンドミニアムも魅力的なものが多いので注目しています。
家族が増えるとともに、買い替えて資産形成に成功した
お客様のサクセスストーリー。
編集部:印象に残る不動産取引について聞かせてください。
あゆみさん:
この数年で何度か不動産売買のお手伝いをさせてもらった若いご夫婦のストーリーです。ご結婚のタイミングで新婚生活をスタートするための小さめのコンドミニアムをカカアコにご購入いただきました。その後パンデミックに入り不動産価格が大きく上昇局面を迎える中で、ご夫妻にはお子さんができて、さらに広いコンドミニアムへ買い替えたいとご連絡をくださったんです。ご夫妻は売却と購入を同時進行で行うことを希望されてました。
結果的には1軒目のコンドの値上がり益で、バリューアップした2軒目の買い替えに成功した、というまさに不動産を使った資産形成のサクセスケースとなりました。
さらに、買い替えの場合、売却と購入のタイミングがずれてしまうと、仮住まいの場所を借りて、短期間の間に引っ越しを繰り返す羽目になることが良くあるんです。でもこの時は、売却と購入を完ぺきなタイミングでほぼ同時に契約完了させることに成功。新しく購入した広いコンドミニアムに、直接引っ越ししていただけました!
ご夫妻のさまざまなご希望をこまめにヒアリングし調整を重ねながら、その実現をお手伝いできて、本当にハッピーな取引となりました。
「お客様が望んでいることは何なのか?」
それを明確にするためのオプション提案を大切に
編集部:不動産エージェントとして心がけていることや、お客様へのメッセージはありますか?
あゆみさん:
私が不動産エージェントになりたての頃に、多くのことを教えていただいたブローカーの先輩がいました。その方が良くおっしゃっていたのが「お客様が望まれていることは何なのか?どうしたいのか?を聞くことからすべてが始まる」ということです。
ただ、不動産取引に不慣れな方もいらっしゃいますし、優先順位がなかなか決めきれないこともありますよね。なので私は常にお客様のご希望を聞いて差し上げるとともに、選択肢を提示することを心がけています。A案・B案、それぞれのメリット・デメリット、どんな可能性があるのかをご説明し、選んでいただくことで、お客様ご自身の希望がクリアになっていきます。その大事なファーストステップを一緒にしっかりと行うことが、その後のスムーズな不動産売買につながると考えます。
プライベートはアクティブに!ハワイ生活を楽しんでいます
編集部:プライベートタイムはどんなふうに過ごしておられますか?
あゆみさん:
ウォーキングやハイキングなどハワイのアウトドア・アクティビティを楽しんでいます。ハワイの自然を満喫しながら、きれいなお花や景色の写真を撮ったりするのも好きですね。フルマラソンを完走したこともあります。フラダンスも週に1回、もう13年ほど楽しく続けています。
3人の子供がいますが、一番下がまだ高校生でスポーツをしているので、 応援観戦にも忙しい日々です。
山根 あゆみ RB-21939
所属不動産会社:Locations(ロケーションズ社)
TEL: 808-722-0383