2023年6月のオアフ島のハワイ不動産は、戸建住宅市場、コンドミニアム市場ともに、2023年に入ってから比較的安定した中間価格から大きく動くことなく、戸建てが$1,050,000、コンドミニアムが$510,000となった。
ホノルルリアルター協会による2023年6月のマーケットレポート
【6月のサマリー】
- 戸建住宅の販売数は248軒、前年同月比で30.5%減少
- 中間価格は前年同月比4.5%減で$1,050,000
平均価格は前年同月比5.9%減で$1,300,456
売出期間は先月よりも4日短くなり17日間 - コンドミニアムの販売数は470軒、前年同月比で24.9%減少
中間価格は前年同月比4.5%減で$510,000
平均価格は前年同月6.7%減で$589,597
売出期間は先月よりも2日短くなり18日間
ホノルルリアルター教会より発表された2023年6月のハワイオアフ島の住宅市場レポートによると、戸建ての中間価格は$1,050,000となった。今年の4月が$999,995、5月は大きく上昇して$1109,000、そして6月は再び下落して$1,050,000となった。しかし、2020年から2022年のように上がり一方のマーケットではなく、1ミリオンを挟んで上下しながらも安定的な価格ゾーンに収まっている。コンドミニアムも50万ドル前後で安定している。
下は過去3年間、2020年6月からの中間価格のチャート。
上の緑のラインが戸建て、下の黄色のラインがコンドミニアムの中間価格の推移となっている。
2023年2月をピークに売出し期間の短縮化が続く
こちらは過去3年間の平均売出し期間のチャート。緑が戸建て、黄色がコンドミニアムとなる。
2021年には10日前後で売れてしまっていた戸建て物件だったが、2023年2月には戸建てで47日と大きなスローダウンとなった。
しかしそれ以降、4ヶ月連続で売り出し期間はどんどん短縮化。6月には戸建てが先月より4日早い17日となっている。
リスティングプライス以下で売れた物件の割合が減少
またこちらは、売り出し時価格(リスティングプライス)に対して、それよりも高く売れたか(売り手市場)、安く売れたか(買い手市場)の価格チャート。
特に戸建て(緑のライン)に関しては、2022年9月以降、リスティングプライスを下回っての売買が増加し、2023年の1月2月にはリスティング価格の平均95%で売買されていたが、それが回復し、99%のラインにまで回復。
売買ともにバランスのとれたマーケットへと戻りつつある。