そんな不安定な市場の中で、注目を集めているのがアメリカの「アニュイティ(個人年金)」です。今日は、ハワイの保険エージェント「インシュランスほっとライン」の宮崎あゆみさんと中野亜紀さんにこのアニュイティ(個人年金)についてじっくりと伺いました!
日本人女性が立ち上げたハワイの保険会社
「インシュランスほっとライン」
米国外に居住している日本人でも入れる商品や、米国永住者やビザをお持ちの米国内居住者が加入できる個人年金・生命保険を広めたいと設立した保険エージェントの新会社「インシュランスほっとライン」。生命保険、個人年金(アニュイティ)、学資積み立て生命保険、リビングベネフィット付生命保険などの幅広い保険や、401K・IRAロールオーバー、トラスト、エステートプランニング、不動産担保ローン、オンラインによる英語教育など、会計や保険を中心に多様なサービスを提供するTrans Global社と提携しご紹介しています。
また、メディケアに関しては、メディケア専門のPBC(Premier Benefit Consultants)のエージェントとして活動しています。
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長生きリスク・株式市場の暴落ももう怖くない!
個人年金(アニュイティ)とは?
あゆみさん:
アニュイティとは、保険会社にお金を預けておくことで、59.5歳以降、定期的に年金のような形でお金を受け取る仕組みの金融商品です。アメリカでは、ソーシャルセキュリティ(公的年金)や401Kなど(企業年金)に加え、アニュイティ(個人年金)を組み合わせることで、複数の収入源を確保し、より安心して老後を迎えるための手段として広く活用されています。
アニュイティには非常に多くの種類があり、毎年積み立てるタイプのものや、一括入金で最低5,000ドルから加入できるもの、20,000ドル以上のまとまった資金を必要とするものなどがあります。一般的に、預ける金額が大きいほど、また預ける期間が長いほど、有利な条件(利回りや受取額)になります。
さらに、介護が必要になった場合の保証が付いているアニュイティや、受け取る年金と死亡時受け取りの保険が組み合わせになった生命保険のようなアニュイティなどバラエティも豊富。ご自身のニーズにあったものが見つかると思います。
日本人の寿命は年々延びており、男性の4人に1人は平均寿命の85歳を超えて92歳まで、女性も88歳を超えて94歳まで、さらに夫婦の場合はどちらかが97歳まで長生きする可能性があると言われています。
65歳で退職したとしても、そこから30年近く生活が続くとなれば「老後資金の枯渇」はもはや多くの人に起こりうる現実的な問題です。 さらに現役時代に貯めていた貯金も、インフレで将来的に価値の目減りの可能性が高い。そんな長寿化社会において、老後資金の柱のひとつとして見直されているのがアニュイティなのです。
老後に安心を。こんな方におすすめします!
あきさん:
ある程度まとまった資金があればいつでも加入できるのがアニュイティの魅力です。生命保険や健康保険は健康状態によっては加入できなかったり、年齢があがると保険料が高くなりますが、アニュイティなら資金さえあれば大丈夫。お若い方もお求めいただけますが、お勧めしたい年齢は40代〜80代までとどの年齢層でも、年齢なりの不安を解消するアニュイティ商品が見つかります。
- アメリカ・ハワイ在住の方で、老後資金の枯渇に不安が出てきた方
- アメリカ在住だが、将来、日本に帰国する可能性がある方
- 退職による401Kなどを一括で受け取ったり、遺産相続などでまとまった資金が手元に入り、今後の運用を迷っている方
- すぐに使う予定のない余剰資金がある方
- 老後を見据えてダウンサイジングのため持ち家を売却。売却益の運用を考えている方
- 生命保険をかけているが、生きているうちの資金として使いたい方
- 元本保証でリスクを回避した投資がしたい方
- 生命保険に加入するのは難しいが死亡保障を残したい方
- 米国外在住だが、米国のTAXナンバー・ソーシャルセキュリティナンバーをお持ちで、不動産や十分な資金が米国内にある方
将来的に「日本にいつか帰るかもしれない」というのはアメリカ在住日本人なら常に頭の片隅にあるはずです。アニュイティはアメリカ国外に居住していても継続可能です。将来日本に帰国したとしても、アメリカで運用して増えたドル資産を、毎年受け取り続けることができ、日本に帰国したとしても生活の大きな支えになります。
アニュイティで「長生きリスク」の不安を解消
アニュイティの最大のメリットは、「長生きリスク」に怯えなくて良い、安心感が得られることです。アニュイティならば、商品の設定によっては、元本保証で、一定期間、あるいは生涯にわたって安定した収入を受け取ることができるため、リタイア後、どのくらいのペースで貯めて来た資産を切り崩していくかという悩みから解放されます。
さらに、アニュイティの積立期間中に発生する運用益には課税されず、受取時まで税金を繰り延べられる課税繰延の効果があります。 加えて、退職後に401Kの資金をアニュイティにロールオーバー(移行)する場合、税金はかかりません。老後資金の移行先としても有効な運用方法となります。
若いうちはある程度、リスクを取った投資ができても、年齢が上がって来たらリスク分散のために一部をアニュイティに移すのは賢い選択の一つと言えます。
アニュイティ加入事例
実際にアニュイティに加入した場合のモデル事例を参考までにお伝えします。(2025年4月時点の商品)
【45歳で50,000ドルのアニュイティに加入】
・フィックスインデックス型のアニュイティ
・加入時に5,000ドル(10%)ボーナス付き
・キャッシュバリューにより死亡時受け取り金/介護が必要な時の受け取り金あり。
・年金受け取り開始65歳の場合、毎年12,000ドルが、生涯受け取れる。
【75歳で自宅を売却・500,000ドルのアニュイティに加入】
・フィックスインデックス型のアニュイティ
・1年目から44,000ドルを受け取り開始、生涯受け取れる
・キャッシュバリューにより死亡時受け取り金/介護が 必要な時の受け取り金あり
・100歳で亡くなった場合、1,100,000ドルの受給額総額となる
上の二つはギャランティータイプなので、契約時に受け取り額が確定され、保証されます。他にもギャランティーでない代わりに、市場の動きによって受給額が増える可能性があるものなどさまざまな選択肢があります。
いずれのケースでも預け入れた資金に対して、長期でみれば大きなリターンに。保険会社に運用を任せて、公的年金だけでは心許ない老後を支えてもらえる安心が手に入れられます。
アニュイティの注意点
ただし、アニュイティにはいくつかの注意点もあります。- 加入にはアメリカのソーシャルセキュリティナンバー(SSN)か、タックスナンバー(TIN,EIN)が必要となります。
- 預けた資金は59.5歳までは引き出しができません。
- 早期引き出しや途中解約にはペナルティや解約手数料がかかります。
一番怖いのは、長い間、株式や投資信託などに投資をしてきたのに「いざ老後が始まる」というタイミングでの市場暴落です。
早く始めれば大きなリターンとなり、80歳からでも加入できるアニュイティで、適切にリスクを分散し、老後の安心を手に入れてください。
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インシュランスほっとラインへの相談料は無料、購入手数料などもなく、ご自身で直接保険会社に申し込むのと変わりません。
「ご自身のお金や将来の計画に不安がある」「老後資金が足りるかな」「アメリカの医療費が払えるか不安」「今買っている保険商品でいいの?」「前職の401K、運用が分からずそのままにしている」など、インシュランスほっとラインのお二人にぜひご相談を!
・米国各種生命保険 ・介護保険 ・学資積み立て生命保険 ・リビングベネフィット付生命保険 ・個人年金(アニュイティー) ・401K、IRAからのロールオーバー ・トラスト ・エステートプランニング ・不動産担保ローン
★アメリカの生命保険・積立保険は日本よりも利率が高く、貯蓄を増やす金融商品としても人気です。
宮崎あゆみさん
神戸で生まれ育ち、ハワイでの生活は約30年。これまで観光業や幼児教育、レインボー学園での日本語教育に携わってきたため、ハワイにおける日本人ファミリーの暮らしや教育費用のことにお詳しいです。日本とアメリカでは税や保険の仕組みが大きく異なることに関心を持ち、2008年から生命保険・介護保険・個人年金を扱うように。日本在住の方に向けた生命保険のご紹介にも力を入れています。加えてメディケア専門のPBC(premier Benefit Consultants)にも所属し、メディケアコンサルタントとしても活動されています。
中野亜紀さん
東京都出身。2000年8月から一人娘とともにハワイへ移住。2005年ハワイ大学会計学科卒業後、ハワイの日系不動産会社に勤務しハワイ州不動産免許(後にブローカーライセンス)を取得。2013年、雇用による永住権を取得し、現在は不動産投資・開発・管理・売買・商業物件・バケーションレンタル等扱う現地総合不動産会社で、日本人顧客の居住用不動産売買を担当。人生の大きなお買いものである不動産、そして大切な資産やご家族を守るための保険、ふたつの領域からお客様を全面サポートされています。
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