に合うハワイの不動産会社選び/敦子(あつこ)ウィンストンさん(Coldwell Banker DAY-LUM Properties社)にインタビュー(ハワイ島編)
ハワイでコンドミニアムや不動産の購入を考え始めた際、最初のステップとして通るのが、パートナーとして信頼おける不動産エージェントを見つけること。その際、気になるのが実績や評判、キャリアなどの面で自分にマッチしてる人かどうかだろう。今日は、ハワイ島の日本人不動産エージェント、ウィンストン 敦子さん(コールドウェルバンカー・デイラムプロパティーズ社)に、エージェントとしてのキャリアやお仕事ぶりなどをインタビューした。
日本ではオーストラリア不動産の販売に携わる、その後は保険会社や証券会社へ勤務。ネバダ州(ラスベガス)で11年間、そしてハワイ州(ハワイ島)で5年間、計16年間不動産エージェントとして活躍。2017年度、2018年度にはColdwell Banker International Sterling Society賞を受賞。
日本とラスベガスで不動産のバブルとバブル崩壊を経験。
多様なハワイ島の不動産をご紹介。
編集部:エージェントになったきっかけと今までのキャリアについて聞かせください。
日本がバブルに沸いていた頃、オーストラリア不動産を日本側で販売する会社に勤務し、契約書等の翻訳を含めた業務部の部長をしていました。その後は保険会社や証券会社で営業としてキャリアを積みました。ネバダ州(ラスベガス)へ移住した後、自分自身が不動産投資に興味がありいろいろと調べていましたが、当時の不動産エージェントがあまり知りたい情報を出してくれなかったので、自分で不動産の勉強をした事がきっかけで不動産ライセンスを取得しました。そして2003年の不動産バブルが始まる直前から不動産エージェントとなりました。2004年~2007年、ラスベガスの住宅価格は一時全米一の年間上昇率53%を記録し、ホテルコンドミニアムのセールスオフィスへ行くと、毎週値段が上がっていたという驚異的な値上がりをしていた状況でした。
その後バブルがはじけ状況は一転。今度はラスベガスが全米一フォークロージャー(差し押さえ物件)率が高くなり、ショートセール(担保割れ物件)が氾濫し、急激に上がった分また急激に下がり、一時は車を買うような値段でコンドミニアムが買えていました。激動の不動産マーケットをラスベガスで経験し、ハワイ島の不動産エージェントになったのは2014年。ハワイ島の東側ヒロを中心に物件をご案内しております。ハワイ島は非常に大きく、昨年島の南側で溶岩が噴火し、島の西側にまで火山灰が広がっていた時でも、 ヒロの北側のハマクアコーストの地域では空気が澄んでいて青い空 と紺碧の海が見えていました。そのようにハワイ島は、 トロピカルな熱帯雨林もあれば砂漠の様な地域もあり、 1万ドル以下の土地もあれば、数千万ドルする住宅もあるという、 非常に多様な不動産マーケットです。
全世界49か国に3,000のオフィスを構える世界でも最大級の不動産会社の、
強いネットワークでお客様をサポート。
編集部:所属されている企業ついてお聞かせください。
コールド・ウェルバンカー(Coldwell Banker)は全世界49か国に3,000のオフィスがある世界的ブランドで、世界中にネットワークがあることが強みとなっています。また、Coldwell Bankerのウェブサイトも不動産会社の中でアクセス数がトップクラスであり、マーケティングに関しても様々なツールが使えることが大手の良い点でもあり、お客様にも喜んで頂けるポイントです。
私が所属するヒロのオフィスは知識と経験豊富なプリンシパルブローカー(不動産責任者)に気軽に相談しやすく、オフィスの皆がとても働きやすい環境であることがありがたいです。また、同じオフィス内に住宅や商業物件からアソシエーションまでの管理をする姉妹会社があることもお客様にご満足いただけるサービスの提供につながってています。例えば、動産を購入されたお客様が貸し出しを希望される場合、同じオフィス内で完結でき、迅速に対応する事ができます。
ハワイ島の東側のヒロを中心に、果樹園付きやオーシャンビューの物件をご紹介。
編集部:よく取り扱う物件は?どんな物件ですか?またどんなお客様が多いですか?
ハワイ島の東側はヒロを中心としてその南側は比較的に低価格帯の物件が圧倒的に多いため、必然的にそのような土地や住宅を多く取り扱います。北側は物件数が少ないのですが、牧場付きで馬や牛もついている物件、収益のある果樹園付きの物件などがあり、オーシャンビューがある家も多く存在します。そのほか商業物件やレストラン、土地まで幅広く扱っています。最近は、日本在住のお客様がこちらで年に2回ほど利用していた別荘を、だんだん年齢が高くなってきたために売却をされる方が増え、その方たちのご紹介でお客様が広がっています。その他はハワイ島のローカルのお客様やアメリカ本土からのお客様も多いです。
不動産購入の際は、市場や売主の状況を把握した上での
強気なオファーやリクエストをしてみるのも大切です。
編集部:印象に残る不動産取引について聞かせてください。
ハワイ島では大手不動産会社による新築建売住宅がほとんどない状況です。小さな工務店が土地を購入し、一軒一軒建てて売る新築がほとんどです。あるお客様がその新築物件を買おうとした時の話ですが、一つの家は気にいって頂けましたが、キッチンに家電製品がまったく付いていないので、もう一つの新築物件にオファーを出そうしました。その時、家電製品が無い方の家の売主の不動産エージェントから電話があり、「どうだった?」かと聞かれましたので、家電が無いので他の物件にしようとしていると伝えたところ、家電を入れることができると思うからオファーにそれを書いたらと言われました。それでもさらに「ドライブウェイやフロントポーチのところが何も舗装もされていないし」と伝えたところ、それも可能かもしれないとのことでした。結局それらを全部オファーに加えて出したところ、受理されました。1エーカーの土地で家はかなり奥まっているので、ドライブウェイをコンクリートにするだけでも1万ドルほどし、オーブン・レンジとその上に付けるマイクロウェーブオーブンから冷蔵庫まで全てステンレススティールで揃えてくれました。リクエストはしてみるものだと改めて認識した取引で、お客様にも大変喜んで頂けました。
いかがでしたでしょうか? ハワイ島の東側ヒロ地区では牧場付きで馬や牛もついている物件、収益のある果樹園付きの物件、そしてオーシャンビューの邸宅が揃っており、他にはないヒロならではの魅了ではないでしょうか。
敦子ウィンストンさん
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