ハワイの不動産エージェント・一棟 多代さん(ハワイ5-O プロパティーズ)にインタビュー
ハワイでコンドミニアムや不動産の購入の第一歩となるのは、実績や評判、キャリアなどの面で、パートナーとして信頼おける不動産エージェントを見つけること。今日は、一棟 多代さん(ハワイ5-O プロパティーズ)にハワイ不動産エージェントとしてのキャリアやお仕事ぶりなどをインタビューした。
広島県福山市生まれ、奈良県生駒市で3世代6人家族の中に育つ。1987年に渡米、南カリフォルニアでハイスクール、コミュニティカレッジを卒業後、ロサンゼルスの日本航空に入社。その後、フライトアテンダントとして米国系航空会社に転職。ハワイ在住21年目。邸宅の物件管理を手伝ったことから、不動産ライセンスを取得。2018年にはブローカーライセンスを取得。
一棟(イチムネ)という名前は、不動産エージェントになるために与えられたのかもしれません。(笑)
編集部:エージェントになったきっかけと今までのキャリアを教えて下さい。
子供の頃からフライトアテンダントになりたいと思っていました。最初の就職先はLAの日本航空で当時は地上職員でしたが、その後フライトアテンダントとして米国系航空会社に転職して、今に至ります。
不動産エージェントを目指そうと思ったきっかけは、物件管理のお手伝いをしたことが始まりです。カハラの邸宅管理をお手伝いする中で、住宅の管理の大切さを学び、このようなフォローアップが行えるエージェントは重宝されると確信しました。40歳手前でリアルターを目指したことは、私にとって挑戦でしたが、この業界は遅咲きで活躍されている人も多いので励みになりました。
不動産に興味を持ったのは、母の影響もあったと思います。母は一級建築士と宅地建物取引士の免許を持ち、日本の大学で住居学を教えていました。住居の国際比較研究を手伝ったこともあり、住まいをテーマとする環境が身近だったんです。
お客様に名刺をお渡しすると、苗字の一棟(イチムネ)に関心を持たれて「不動産のお仕事にピッタリの名前ですね」と仰って頂くので、嬉しくなります。
地元に根差したネットワークを活かした売買・管理だけでなく
ディベロッパーと連携した新規プロジェクトや
商業物件にも携わっています
編集部: 所属されている会社の強みを教えてください。
弊社の名前は「ハワイ5−0(ファイブオー)プロパティーズ」といいます。これは弊社の代表キャサリン・カガワが、1980年代に放映されたアメリカの人気ドラマ「HAWAII FIVE - O」のプロデューサーから直接名前を譲り受けたものです。キャサリンは、ハワイ州議会で承認されたリアルエステート・コミッショナーとして知事に任命され、ハワイの不動産業界を長く牽引してきました。地元のネットワークが強いことから情報も入りやすく、お客様が困ったときに手を差し伸べてくれる会計士や弁護士先生とすぐに連絡が取れる「ウルトラC」もあります!
また、弊社は家族経営のような「オハナ・スタイル」で、メンバー同士が助け合っているのも魅力のひとつだと思います。住宅物件だけでなく、商業物件を取り扱うエージェントがいるのも強みですね。日本にもオフィスがあり、弊社のリアルターでもある夫が、随時セミナーや個別相談を行なっています。日本のお客様にハワイの現地情報や市場の動向を直接お伝えできますし、なかなか聞きづらい細かい質問にもお答えできます。
ホノルルでは間もなくマンダリンホテルの新規プロジェクトが始まりますが、弊社はその販売代理も務めています。
お客様の目的に応じて、的確にナビゲートするのが
私の仕事だと思っています。
編集部:よく取り扱う物件はどのような物件でしょうか?またどのようなお客様が多いですか?
投資家のお客様が多く、投資に効果的な物件の取扱いが多いですが、最近ではマイホーム購入のお手伝いをすることも増えてきました。物件に求める条件がいくつもある場合は、優先事項を整理しながら的確にナビゲートすることも私の重要な役割だと考えています。
日本のお客様の場合は、19時間時差がありますので、その時差をお客様にあまり感じさせないような迅速な対応を心がけています。
物件のロケーションは、エバからアラモアナ、ワイキキ、カネオヘ、カイルア、カハラまで多岐にわたっています。お客様が実際に住むお家探しや住まれていたお家のご売却は、住まいに対する思いや気持ちの反応が直接伝わるので、また違った喜びや思い入れが感じられ感慨深くなります。
心に残る取引実績:
「あなたから買いたい」とご依頼を受けることに感謝。
“頼りになるタヨさん”と思っていただけることが、
私のやり甲斐であり原動力です。
編集部:印象に残るもしくは苦労した不動産取引について聞かせてください。
たくさんありますが、中でも航空会社の同僚から「ハワイの家はタヨちゃんから買いたい!」と依頼され、念願のマイホームを探すために50軒以上内見したことですね。最終的に決めた物件を見に行く道中では、太陽が燦々と真っ青な海面を眩しく照らして、まるで何かに導かれているような感覚に包まれたことが今でも忘れられません。これから運命の出会いが待っている…そんな高揚感に満たされて、内見した瞬間に即決する場面に立ち会えたことは感動的でした。
また航空会社に勤めている職業柄でしょうか、誰かの役に立ちたいという気持ちをずっと持ち続けています。ありがたいことに本当に良いお客様に恵まれ、苦労を感じた取引はありません。ただ、元々不動産エージェントになりたいと思ったきっかけである、不動産購入後のフォローアップの大切さ、大変さは今も実感しています。物件は「生き物」ですから、定期的な点検や修繕をすることで、物件の価値を良い状態に維持することが大切ですね。
売買取引が完了した後も、何かあればオーナー様からご連絡を頂けるような、長いお付き合いを大切にしています。「多代さんと話していると元気がもらえる」「多代さんは頼りになる」と仰って頂くこともあり、むしろ私のほうこそお客様から元気をいただいていることが多いので、こんなに幸せなことはありません。この仕事によって生かされていることに感謝する日々です。
いかがだったでしょうか。不動産は購入時だけでなく、そのフォローアップも大切と考えて丁寧に接してくださる多代さん。投資物件やマイホームで、信頼できる誠実なエージェントをお探しの方は、ぜひ一度お問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。
一棟 多代さん(ハワイ5-O プロパティーズ)のお話を聞いてみたい、という方は
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