オアフ島で車のホンダ車パーツを狙った窃盗事件が増加

オアフ島で車のホンダ車パーツを狙った窃盗事件が増加

更新日 2019.11.15

オアフ島で、触媒コンバーターを狙ったパーツ窃盗が増加している。触媒コンバーター(排出ガスを無害化するための装置)の材料にプラチナ、ラジウム、パラジウムなどの貴金属が使われており、これをくず鉄業者などに販売し、換金する目的であるという。特にプラチナ価格の高騰が、この窃盗の増加に拍車をかけていると見られている。

同様の被害は、アメリカ本土では以前から起こっていたが、オアフ島で増加している。

被害にあっているのはいずれも車高が高く、下に潜り込んでコンバーターを切断しやすい車種になっており、本田のエレメント、トヨタのタコマや4ランナー、などの被害が多いという。
のこぎりなどでこのパーツを切り離し持ち去るのは、ほんの数分しかかからないとのこと。

中古市場では60ドル程度にしかならないが、特定のコンバーターに160ドル以上で買い取る業者もいるという。被害にあったオーナーが修理した場合、1600~4000ドル程度かかるという。

ガレージのあるオーナーは、車体を完全にガレージ内に駐車することをはじめ、コンバーターに車の固有識別ナンバー(VIN)を彫っておき、売却しづらくすること、車の底部にガードカバーや防犯カメラの設置をするなどが、防犯策になるという。

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