創業から162年、アメリカリテール界のジャイアントであるメイシーズが、ブルーミングデール1店を含む28店舗の閉店を発表した。これはハワイ島のワイコロアビレッジ内キングスショップス店も含まれる。
2019年のホリデーシーズンの小売業全体の売上は3.7%増と堅調だった。一方、メイシーズは既存店売上で2019年11月・12月の売上が0.6%減と、対照的な下落を見せた。
2016年より、高収益店に対して集中的な投資を行ってきたが、ショッピングモールのアンカーストアとして展開してきたメイシーズは、モールビジネスの不振と命運を共にしている。メイシーズグループは、608店のメイシーズとブルーミングデールズ、171のブルーマーキュリーの店舗を展開。オンラインでStoryというコンセプトストアを展開・健闘していたものの、ウォルマート、アマゾン、ターゲットなどの競争において後塵を拝していた。