商業不動産会社コリアーズインターナショナルは、2019年はモール内の店舗の新旧入替えが多く行われたが、全体を見ると空きスペース率は上昇傾向にあるとのレポートを発表。
大型の撤退としては、ワイキキのロイヤルハワイアンセンターにあるフォーエバー21や、カネオヘのウィンドワードモールにあるシアーズの閉店、一方、ホノルルとカポレイにマーシャルズ、ホノルルとパールシティにダイソー、カイルアに大型のダウントゥーアースなどの大型店を同等のスペースでオープンしている。
商業用の空きスペース率は、2018年の5.3%から、2019年は5.4%に上がっており、今年の終わりには6%に上昇すると見られている。過去10年間で、オアフ島の空きスペースは2010年の3.8%から、2016年の8.4%まではばがあるが、その期間にアラモアナセンターの拡張や、カポレイにできたカマカナアリイなどの大型モールなどにより多くの新しいスペースが追加されたことが変動の要因となっている。
2011年から2019年まで、空きスペースよりも、新入居するスペースのほうが一貫して上回っていた。しかし2019年に空きスペースが入所スペースを上回るという転換の年となった。