ホノルル市のカーク・コードウェル市長は、4月10日から4月12日の3日間、午後11時から翌朝午前5時までの間、夜間外出禁止令を発令した。
この3日間は4月12日のイースター(感謝祭)を含む週末となり、本来であれば家族や友人たちで集まる祝日となるため、新型コロナウィルス拡散防止の外出禁止令に緩みが出ることを懸念し、一段と厳しい夜間外出禁止令を取ったとみられる。
発令中のハワイ州全体での外出禁止令では認められている食料品の買い出しや運動での外出も、この夜間外出禁止時間では禁止となる。車、バイク、自転車などの乗り物に乗っての外出は禁止となり、歩いての外出は認められているが勧めないとしている。
例外として、医療を受けるため、または薬を受け取るための外出、また医療従事者やファーストレスポンダー(警察や消防などの緊急事態に対応する職員)、仕事への行き帰りの移動、セキュリティガード、デリバリーサービスを行っている人の外出は認められる。
ホノルル市警はパトロールを行い、通行中の車を停車して、外出の目的を確認することもあるとしている。
今回の夜間外出禁止令は試験的な導入とのことで、今後継続するかどうかは今回の取り組みの成果次第となる。