ハワイ州は、イゲ知事による「ハワイ州に今は来訪を自粛してほしい」という宣言、また3月26日より訪問者と州外から戻ってきた住民に対して、新型コロナウィルス拡散を防止のために、14日間の自己隔離を義務付け、”事実上の州の封鎖”宣言をしている。当初この命令は4月30日までの予定で実施されていたが、その後5月31日までに延長が発表された。
ところが、延長発表前に、5月になったらハワイに来ようと考えて、フライトを確保していた人達のキャンセルが期待していたように起きず、このままだと5月1日から5月15日の間は、毎日200-600人の来訪者がダニエル・K・イノウエ空港に到着する予定だという。
4月中も一日平均125人の訪問者があり、その中には自己隔離義務を破って逮捕される人や、自己隔離場所を確保せずに到着し、そのあま送還される人などが続出して、ハワイの住民からの批判が出ていた。
ハワイ州は、アラスカ州などと並んで人口あたりの感染者数が全米トップクラスに低い州となっているが、観光業の再開については慎重に検討されている。そんな中の来訪者増は新たな課題となる。