ハワイ州の下院議員、エド・ケース氏は、連邦航空局に対して、ハワイへの直行便に搭乗する前にすべての乗客とフライトクルーに対して、新型コロナウィルスへ感染していないかのテスト実施を書面で要望し、それを公開した。
航空会社によって、搭乗前に乗客とフライトクルー全員の検温、または可能であればその場での感染テスト実施し、テスト結果または検温結果によっては搭乗させないというルールの策定と実施を要望している。
同様のテストを実施している航空会社名としてUAEのエミレーツ航空の名前を挙げた。
ケース氏は、ハワイ州が義務化している14日間の自己隔離が、事実上抑止力になっていないこと、ハワイ州への渡航者数も、また自己隔離義務を破って外出する人の数も増加している事実にも言及。
新型コロナウィルス前には一日30000人が到着していたハワイに、テストなしでさらに多くの訪問者が到着するようになれば、人口130万人のハワイ州での感染拡大は避けられないとし、ハワイ州の住民や訪問者の健康を守り、ハワイ経済の立て直しのためにも連邦航空局による柔軟な措置が必須としてほしい、と訴えている。
連邦航空局には5月20日までの回答期限を伝えている。