ハワイ州のイゲ知事は、10月15日より開始予定の事前テストプログラム(事前に新型コロナウィルスのPCR検査を受けて陰性だった人は14日間の自己隔離義務を免除)について、ハワイ到着後4日目の渡航者に対して、2度めのPCR検査を無作為に選んだ10%の渡航者に対して実施すると発表した。
ハワイ島やカウアイ島などの隣島の市長からは、ハワイへの到着72時間以内に実施するテストの陰性証明だけでは、テスト受診後に感染したり、到着後に発症するケースへのリスクが高いという懸念が出ていた。この追加のランダムテストの実施により、事前テストプログラムの安全性・有効性を検証するパイロットプログラムであるとしている。
ハワイ島のキム市長は、ハワイ島は事前テストプログラムに参加しないことをすでに発表し、ハワイ島への渡航者は今まで同様に14日の隔離義務を課すことを選択していたが、ハワイ島内の議員からは、追加プログラムで2重のリスク回避が出来るのであればハワイ島も観光再開をすべきだという声が上がっている。
カウアイ島のカワカミ市長は、追加テスト実施の発表を受けて、事前テストプログラムに参加するかどうか再検討するとし、最終結論は出していない。
オアフ島の議会では、満場一致でこの追加テストプログラムを承認。
ハワイ州のグリーン副知事は「アメリカ本土の新型コロナウィルスの感染者数も減少をしており、直近で陰性結果を受けた渡航者が、追加テストで大量に陽性になるということは想定していない。が、これで安全すぎる、という策はない。」としており、慎重に慎重を期する策であることをアピールした。
また、事前プログラムパートナー会社が追加で発表された。
【10月7日現在】ハワイ州事前プログラムパートナー会社一覧
- AFC アージェントケア(AFC Urgent Care)
- カーボンヘルス(Carbon Health)
- シティヘルスアージェントケア(CityHealth Urgent Care)
- カラー(Color)
- CVSヘルス(CVS Health)
- ディスカバリーヘルスMD(Discovery Health MD)
- ハワイアン航空(Hawaiian Airlines)
- カイザーパーマネンテ(Kaiser Permanente 会員のみ)
- クエストダイアグノスティクス(Quest Diagnostics)
- サウスウェスト航空(Southwest Airlines)
- ユナイテッド航空(United Airlines)
- ヴォールトヘルス(Vault Health)
- ウォルグリーン(Walgreens)
アラスカ航空も近日中にここに追加される予定とのこと。