一時的に全米で供給の遅れが起きていた新型コロナウィルス用のワクチンだが、バイデン新大統領は1月26日に、ワクチンの供給増加と含む一連の措置の指示を出し、2021年の夏~初秋にかけて、アメリカのほぼ全人口3億人分のワクチンを確保できる予定と発表した。
ハワイ州のグリーン副知事はこのワクチン供給増加により、7月4日(独立記念日。例年、大勢でパーティなどを行われる大型祝日)までにハワイ州は集団免疫(大部分の人がワクチン接種済み、または抗体を持っている状態)を獲得できる予定であるとした。
また、このワクチン供給増加策は、直近では15%の供給量のアップが予定されており、今後の供給は3週間前に各州に通知される予定である。現状、1週間前にその通知が来るため、供給量の変動により接種が予約スケジュール通り進まないなどオペレーション上の混乱を招いていた。3週間前通知により改善できるとしている。