身分を偽りハワイに住んでいたロシアKGBのスパイ2名が逮捕

オアフ島のカポレイに長期にわたり住んでいたロシアのKGBのスパイの二人組が逮捕された。
逮捕されたのは、男性のウォルター・グレン・プリムローズ（通名ボビー・エドワード・フォート）と、女性のグウィン・ダール・モリソン（通名ジュリー・リン・モンタギュー）の夫婦。

1980年代にテキサスで死亡した赤ちゃんの身分を詐取し、社会保障番号やパスポート、運転免許証などを偽造した。

プリムローズは身分の確認をパスしてアメリカの湾岸警備隊に所属し、2016年に退任したあとは、アメリカ国防省の契約社員として逮捕されるまで働いていた。その間、プリムローズはロシアのスパイとして働いていたと見られている。

連邦裁判所の検察は、捜査官が自宅から暗号文、インヴィジブル（不可視）インクのセット、軍事施設の地図などを発見したと発表した。逮捕後の夫婦の会話録音もスパイ行為と一致すると当局は主張している。

二人はオアフ島西部のカポレイで長年、静かに暮らしており、周囲の人はまったく気づかいなかった。

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