ワイキキのホテル従業員ストライキ・双方主張を譲らず

ワイキキのホテル従業員ストライキ・双方主張を譲らず

更新日 2018.11.20

10月8日から継続中のワイキキのホテル従業員によるストライキ。

ストライキの対象となっているワイキキの5つのホテルの所有会社キョーヤ・ホテルズ・アンド・リゾーツは、19日声明の中で、アメリカ国内で最高額となる賃金を提示したにも関わらず、ストライキを組織している労働組合ユナイト・ヒア・ローカル・ファイブがそれを拒絶したと発表した。
提示した報酬金額の詳細は明かされなかったが、ボストン、サンディエゴ、サンノゼ、シカゴ、オークランドのホテル従業員の労働組織が合意した金額よりも高かったことを指摘。

他方、労働組合ユナイト・ヒア・ローカル・ファイブは、パシフィック・ビジネス・ニュース宛に声明を出し、「ハワイのホテル業界は国内最大の収入を得ている。その一方で、ホテル従業員は住宅、食品、ガソリンなどのハワイの物価の高騰に苦しめられいるにも関わらず十分な報酬を得ていない」と訴えた。

ストライキの対象となっているホテルは、シェラトンワイキキ、ロイヤル・ハワイアン、ウェステインモアナサーフライダー、シェラトンプリンスカイウラニ、シェラトンマウイの5つ。今回のストライキにより、ホテル内のレストランで提供される予定だった感謝祭メニューもキャンセルになるなど、キョーヤ・ホテルズ・アンド・リゾーツと5つのホテルを運営するマリオットは経済的に大きな打撃を受けている。

次回の交渉は11月26日を予定。

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