ハワイ州で、違法なトレイルルートの登山で救援要請をしたハイカーにレスキュー費用請求の法案が審議中　

現在ハワイ州議会で、上院奉安786号が下院に提出されており、審議されている。この法案は、警告標識を無視したりハイキングコースを離れて禁止区域に入るまたは一般公開されていないトレイルをハイキングした後に、救助支援を必要とした人に対し、捜索や救助費用の払い戻しを政府ができるようにするもの。

オアフ島にある「ハイクステアーズ」別名「天国への階段」として知られるトレイルは、元軍の通信施設の一部として設置された階段を上るルートだが、現在は立ち入り禁止で、メンテナンスも施されていないため老朽化が進んでおり大変危険となっている。

しかしこのトレイルがソーシャルメディアで話題になり違法を承知で、セキュリティの目をくぐり抜けて入る人が後を絶たない。先日も怪我をしたハイカーがヘリコプターで救助されるという事件が起きた。これらの救援には数千ドルの費用がかかる。

しかしこの法案に、ホノルル警察と消防署の両方が懸念を抱いているという。負傷した人が、費用の支払いを懸念して救助を要請しない場合さらに悪い事態が引き起こされる可能性があるためだ。

すでにアイダホ、ニューハンプシャー、メイン、オレゴンなどでも同様の法律がある。

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