ハワイ州政府観光局とハワイ州産業経済開発観光局が発表した統計によると、2023年7月のハワイへの渡航者は合計93万2713人となり、 29 か月連続で前年比増加を記録した。またこの数字は2019年同月比の94%に回復した。
傾向としてアメリカ、国内市場からの渡航者増加が続いており、月間の米国訪問者数は合計74万8,500人を超え2019年同月比から6%増加した。特にアメリカ西側からの旅行者は2019年比で8%増加した。
アメリカ国内からの旅行者数が回復する一方で、国際マーケットでは全体で2019年比で79%の回復にとどまった。
各国の戻りに差があり、カナダからの戻りが顕著でほぼ2019年並に回復しているが日本からは2019年比で39%の戻りと、国際市場全体の中でも遅れが目立っている。
島別に見ると、オアフ島は528,600人が到着し、全体の56%という最大の旅行者数だったが、その一方で2019年比では全体を下回る88%の回復にとどまっている。ハワイ島は2019年比99%までの回復を見せた。
7月の訪問者の支出総額は20億5000万ドルで、訪問者が約17億ドルを費やした2019年の同月と比べて21%増加。アメリカ国内旅行者やカナダ旅行者の支出は2019年同月比で36%と大きく増加した。
2023年8月にマウイで起きた火災により、88便が欠航となり、マウイ島への1日当たりの国内線旅客数は8月9日以来70%減少した。8月の統計は大きな影響が出る見込み。