ハワイ知事が10月8日からマウイ西部への観光再開を発表、住民の反対署名が3000以上集まる

ハワイ知事が10月8日からマウイ西部への観光再開を発表、住民の反対署名が3000以上集まる

更新日 2023.09.18

9月15日金曜日ハワイ州のグリーン知事は、ラハイナを除くマウイ島西部は10月8日より完全再開を宣言した。

マウイ島西部に破壊的な被害をもたらした8月8日の山火事からちょうど2ヶ月となる10月8日日曜日からアナパリ、ナピリ、ホノコワイ、カパルアのマウイ島西部への旅行が可能となる。

しかし、ラハイナはの住民に敬意を表し、追って通知があるまで一般のアクセスからは完全に閉鎖されたままとなる。

しかし、これに対して、再開日程が早すぎる、というマウイ島の住民から3000筆を超える反対署名が集まっている。

カアナパリ地区をはじめとマウイ島西部には、島の宿泊施設の50%以上がした存在しており、マウイ観光の中心であったが、現在、同エリアの32のホテルやAirBnbには約7,300人の被災者が、避難・滞在している。反対署名はおもにこれらの被災者から「自分たちを追い出すのか」という反対意見として1日のうちに集まったという。
 

グリーン知事は、対策としてホテルに滞在している被災者を2-3軒のホテルやAirBnBに集約し、その他のホテルはすべて通常通りに機能できるように再編すると発表。赤十字と協力の上、避難者の次の受け入れ体制を整えて、再開へ向けて動くとしている。

もしも観光が再開しなければ、このエリアのホテルで働く人約3000人の解雇に踏み切らざるを得なくなり、住民の経済的困窮が深まるとともに、健康保険も失うことになる。

知事は、西マウイ地区への観光が再開した場合、旅行者数の予測は平時の約20%程度になるだろうと予測している。


 

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