ハワイ観光局とハワイ州ビジネス経済開発観光局の2023年12月のデータによると、ハワイへの2023年12月の観光客数は86万831人で、2019年12月の95万2,441人と比較して9.6%減少し、前年同月の約87万1,900人と比べても1%の減少を示した。
アメリカ国内からの訪問者はほぼ横ばいで63万3,500人だったが、2022年12月と比べると6%の減少となった。
また国際線到着者は2019年に比べ、特に日本からの訪問者が51%減少と回復の遅れが目立ったが、それでも2022年12月比では92%増となった。
2023年12月の訪問者の総支出は約19億6000万ドルで、2019年12月の17億5000万ドルから約12%増加した。国別では、日本からの支出は大幅に減少したものの、カナダや他の国際市場からの支出は増加している。
2023年通年での渡航者数は960万人となり、2019年比で7%減の水準まで回復した。マウイ島の山火事が起きた8月以前までは好調だったが、8月以降の到着者数に影響が出た結果形となった。
2023年通年での支出総額は約208億ドルで2019年の177億ドルから17%増加した。これは2022年と比較しても5.5%の増加となった。
ハワイ州ビジネス経済開発観光局のトキオカ局長は、マウイ島の山火事の影響はあったものの、2023年は訪問者数と支出額の両方でプラス成長を達成し、2024年も米国市場の苦戦が予想される一方で国際市場の拡大が予想されると述べている。