アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は3月1日より、新型コロナウイルスの感染検査で陽性となった場合の5日間の隔離ルールを廃止した。
CDCは過去数年の指針を変更し、改善しており発熱から1日経っていれば仕事や通常の活動に戻って良いとしている。ただし、老人ホームや医療機関に関してはガイドラインに変更がなくリスクの高い人を守る取り組みを続けられる。
ルール変更の背景としてはほとんどの人が過去のワクチン接種や感染によりコロナウイルスに対してある程度の免疫を持っていること、またコロナウイルスがパンデミック初期には死因の3位から昨年は10位にまで下落し、社会的な脅威ではなくなってきたための変更である。
CDCは、ルール変更は行うものの、今まで通りワクチン接種や手洗い換気などそもそもの感染を防ぐ努力は続けるべきであり、感染した人が通常活動に戻る場合にもマスク着用や他の人から距離を置くことで、警戒を続けることを推奨している。
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