ハワイでカメリナサティバの種子オイルから再生可能なディーゼル燃料と持続可能な航空燃料を生産する取り組み

ハワイでカメリナサティバの種子オイルから再生可能なディーゼル燃料と持続可能な航空燃料を生産する取り組み

更新日 2024.08.07

ハワイのポノパシフィック社は、ハワイ諸島の農場で育成される多用途の油糧種子植物であるカメリアサティバからディーゼル燃料と航空燃料(SAF)を生産するという革新的な事業に取り組んでいる。カメリナベースのジェット燃料は、純炭素排出量を最大 80% 削減することが可能という。

ハワイ州はいままでも屋上太陽光発電の導入などにより電力網の脱炭素化で進歩を遂げてきたものの、航空燃料への取り組みは遅れている。

このカメリアサティバは収穫までわずか 4 ~ 5 週間と急速に成長し、他の農作物との輪作により収穫できる。外来種であるものの、州との共同テストにより非侵略的種として承認されている。

精油会社のパーハワイがこのバイオ燃料に協力しており、カポレイの製油所をこのカメリアサティバを原料として扱えるように改修している。

またこのバイオ燃料は精製プロセスが従来の石油ベースの燃料に似ており、結果として得られる燃料が既存のパイプライン、エンジン、輸送システムに一切変更を加えることなく使用できるという。

ポノパシフィック社は、この取り組みがハワイ州にも、地元の農家にも大きな経済的利益をもたらすと強調。

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