ハワイ州議会で、オアフ島の公道、歩道、そして公園で高速で走行する電動自転車(e-Bike)の使用に関して、より明確な安全基準と規制を目的とした2つの法案の審議が進んでいる。
現在のホノルル市の電動自転車に関する法律では、速度などの条件が明記されておらず、車やバイク(モーターサイクル)などと同様のスピードが出る電動自転車が公道で多く見られる。
現在のホノルル市の法律では電動自転車は「完全に操作可能なペダル、ライダー用のサドル、および750ワット未満の電動モーターを備えた自転車」とのみ定義されている。今回の法案52号ではアメリカの他41州同様に、電動自転車を以下の三段階の分類システムにさらに細かく定義し、クラス1の電動自転車のみが公道で乗れるよう規制することを目的としている。
■クラス1:ライダーがペダルを漕いでいるときにのみアシストを提供し、自転車の速度が時速20マイルに達するとアシストが停止するモーターを備えた電動自転車。
■クラス2:自転車を推進するためにのみ使用できるモーターを備え、自転車の速度が時速20マイルに達するとアシストが提供されない電動自転車。
■クラス3:ライダーがペダルを漕いでいるときにのみアシストを提供し、自転車の速度が時速28マイルに達するとアシストが停止するモーターを備えた電動自転車。
現状では、クラス3の速度をも超える「クラス外」の電動自転車が頻繁に公道で運転されており、関連の事故も増えている。
さらにもう一つの審議として、学校区域の車両の制限速度を引き下げる法案44号を、電動自転車にも適用する修正案が出されている。
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