ハワイアンホーストが、チョコレート工場を拡張し、島々にさらなる美味しいお菓子を届ける準備を整えた。
ハワイアンホーストグループ(HHG)では、ホノルルにある製造施設の1,200万ドル規模の改修工事が完了した。8日午後に新たに改装されたチョコレート工場のブレッシングを行い、改良された設備のツアーも実施した。このプロジェクトにより、菓子の需要に対応するための生産能力が向上し、地元住民向けに高賃金の新しい雇用も創出される。
HHGは世界最大のブランド化されたマカダミア企業であり、ハワイアンホースト、マウナロア、マックファーム、KOHOなど、多くの地元の人気ブランドを展開している。多くのファンから愛される「アロハマックス」は、1997年に設置された生産ラインで作られていた。今回の長年にわたる改修では、最先端の機械が導入され、ホノルル中心部でのチョコレート生産量が毎分880個から1,500個に増加した。
改修の主要な目的は、労働負担の軽減やスタッフ不足といった課題を解消し、より柔軟な労働環境を提供するための人材育成。ハワイが製造業労働者を見つけることに苦労している中、HHGの新しい機械の「コボットシステム」は、機械との協働により生産能力をほぼ倍増させることを可能にしている。
HHGは、オアフに加えてヒロとコナにも施設を持つ、数少ない大規模製造業者の一つ。チョコレート工場の拡張は、ハワイの経済多様化目標を達成し、地域経済を発展させるために重要なものとなっている。
贈り物の季節とキャンディがいっぱいの祝日が近づく中、HHGでは新製品の発表を控えている。昨年、業界ショーの賞を受賞した「ストロベリー&クリームマカダミアナッツ」に加え、今年のクリスマスには、初めての「チョコレートディップマンゴー」商品も登場する予定だ。