マウイ島で救助されたやせ気味の若いハワイアンモンクアザラシが、治療を受けるためにハワイ島へ向かった。
9月、ラナイ島で生まれた雄のハワイアンモンクアザラシが体重を減らし、元気がない状態であることが判明。海洋哺乳類センターのボランティアがこの個体を発見し、NOAA水産局が10月17日にハワイ州土地天然資源局(DLNR)水生資源部(DAR)の協力を得て、救助に成功した。
このアザラシは、マウイ島からハワイ島コナのケ・カイ・オラ・ハワイアン・モンク・アザラシ病院および保護プログラムでの緊急治療のためハワイ島へ搬送された。
病院はモンクアザラシの回復に最も適した治療方法を決定するため検査を行っている。海洋哺乳類センターは餌を与えたり健康状態を監視するなど、引き続き治療を継続していくという。
地域の熱心な報告と監視のおかげで、この救助は成功した。絶滅の危機に瀕しているハワイアンモンクアザラシに関する報告は、州全体の NOAA 海洋野生生物ホットライン 888-256-9840 までご連絡を。