ホノルル市は、ワイキキの幹線道路の一つであるクヒオ通りの西行きの2車線のうちの1車線を「トランジット・レーン」、つまり市営バスであるザ・バスや観光バス、配送トラックなどの公共交通・商用車専用レーンへと変更する工事を開始すると発表した。工事期間は約一カ月でその後、運用が開始される見込み。
ワイキキには、東方面に一方通行のカラカウア通り、そして西方向に一方通行のアラワイ通り、そしてその真ん中を対面通行のクヒオ通りが走っている。
同様のトランジット・レーンはすでにホノルルのダウンタウンなどで実施し交通渋滞緩和に効果を見せており、混雑の激しいクヒオ通りでも同様の効果があるとホノルル市は見ている。
その一方で2車線しかないクヒオ通りは、カラカウア通りがパレードなどで通行止めになる際にはう回路として利用されることも多く、近隣住民にはワイキキでの同計画の実効性に懐疑的な声も多い。ホノルル市は同計画に自信を持っているが、期待通りの効果がなければ簡単に元に戻すことも可能であるとしている。
また、クヒオ通りの東行き車線にもトランジット・レーンの導入を検討しているが具体的なスケジュールは決まっていない。