全米で最低ランクとされているホノルルの交通事情と近年の急上昇している歩行者の交通死亡事故数への対策として、ホノルル市長およびハワイ州議会は、車両の赤信号での右折を全面的に禁止することの検討を始めた。
この議論は先週金曜日に州議会に提案され、第一読会を通過。今後の法律化のための審問スケジュールなどは未定である。この件に関し、ホノルル市長は広報を通して「歩行者にとってより安全で安心な環境を確保するためのルール改正は必要な議論」と述べた。
市民の中からは、ルール改正は交通事情を更に悪化させるとして反対意見も多く聞かれる一方、現在の運転マナーの悪さを指摘した上で試験導入に賛成すると言った前向きな意見も聞かれている。
現在、アメリカ国内では、一部を除いて「一時停止して安全の確認をすれば赤信号でも右折してもよい」という交通規則が主流である。