ハワイ州グリーン知事、任期3年目の予算案を発表

ハワイ州グリーン知事、任期3年目の予算案を発表

更新日 2024.12.17

ハワイ州のジョシュ・グリーン知事は、今後2年間の州予算案を発表した。グリーン知事にとって過去2年の予算は、前任のイゲ知事時代に承認された予算案の影響下にあったが、3年目にしてグリーン知事の考えを強く反映させた予算案となっている。州の財政状況について、グリーン知事は現状「良好」としながらも、「これは始まりに過ぎない」と述べ、さらなる州住民への支援拡大を目指す姿勢を明確にした。

この予算案には、州税への減税、2023年のマウイ島山火事の訴訟和解に向けた州の負担分8億ドル、労働組合員への昇給が含まれる。さらに、非常時基金を15億ドルから20億ドルに増額し、年間5億ドル以上を繰り越す方針だ。

グリーン知事は、州議会議事堂での年次予算説明会で、この非常時基金の積み増しがハワイ州の債券格付けを維持し、利払いを低く抑えることに役立つと述べた。しかし、マウイ島火災に関してハワイ州最高裁判所が保険会社の訴訟を支持する判決を下した場合、予算に大きな影響が出る可能性がある。グリーン氏は、和解が成立すれば650件以上の訴訟が解決し、マウイ郡の破産やハワイアン・エレクトリックの支払不能が回避されると述べた。

また州税の減税により、州の税率が全国で2番目に高い州から4番目に低い州になり、住民の生活を経済的に直接支援することができるとしている。この減税により、2025年1月から給与から差し引かれる源泉徴収税が削減されることになる。

医療従事者向けの学生ローン返済免除プログラム「HELP」を継続し、ハワイの医療従事者不足を解消することも予算の重点項目である。さらに、ホームレス支援のための小型住宅プロジェクトの拡大も進める。
 

また、グリーン知事は観光に関連した予算については、気候変動対策の資金不足のため観光客への「グリーンフィー」の導入を検討中である。グリーンフィーは住民に課されないことを強調した。さらに観光業の回復を目的に、スポーツイベントや国際交流大会の開催を提案した。具体的には、ロサンゼルス・ラムズがマウイ島でトレーニングキャンプを開催するためにNFLと協議していることや、ハワイで日本、韓国、米国のチームが集まるオリンピックのような競技会が開催されることを望んでいると述べた。

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