12月17日火曜、訓練飛行中のカマカ航空の単発ターボプロップ機セスナキャラバンの機体が操縦不能となり近くの廃墟ビルに墜落し、炎上する事故があった。この事故によりパイロット2名が死亡した。亡くなったのはハイラム・デフリーズ氏(22歳)とプレストン・カルヒワ氏(年齢不明)の二人。
午後3時15分にダニエル・K・イノウエ国際空港をラナイ空港に向けて出発したが、事故は離陸直後に起きた。パイロットと航空管制官の最後の交信によると、機体の制御を失っていたことが確認されている。
機体は、取り壊し予定だった人のいないビルの屋根に墜落し、炎上。火災と残骸から立ち上る濃い黒煙が、ホノルル空港周辺に立ち込めた。燃え上がった機体の残骸が駐車場に落下したという。ハワイ州運輸局は、「多くの目撃者からの話によると、パイロットは近くにあった燃料施設を避け、地上の人々を危険にさらさないためにできる限りのことを行った」と述べた。
ハワイ州知事やホノルル市長は亡くなったパイロットやその家族への哀悼のコメントを発表した。