ハワイ州グリーン知事が、3年目の施政方針演説を行う

ハワイ州のグリーン知事が、2025年1月21日、3度目の施政方針演説を行った。

グリーン知事は演説の中で、ハワイの生活費を大幅に削減する大きな取り組み、2023年のマウイ島の山火事後の継続的な復興活動、2026年までにホームレスを半減させるという決意など、ハワイの将来に対する方針を発表した。

グリーン知事が演説で強調したいくつかの重要な取り組みと成果は以下の通り。

生活費の軽減
・ハワイ市場最大の所得税減税を実施。7年で56億ドルの軽減を実現する。

・今後7年間で財政が順調に進むと、ハワイは国内で2番目に高い税負担から4番目に低い税負担に変わるだろうと述べた。

手頃な価格の住宅
・緊急事態として約7000戸の手ごろな価格の住宅を急ぐ
・今後10年で62,000戸以上の住宅を開発。そのうち46,000戸は手ごろな価格と住宅として開発される予定。

ホームレス問題
・ホームレス向け小規模住宅村を2026年までに30箇所に広げる。
・これらの施策により路上に戻るホームレスを削減し、ヘルスケアコストを76％削減した

マウイ復興
・被災者支援、コミュニティ再建のために連邦から20億ドル以上、州から8億ドル以上を投資
・避難民99％に長期的な住居を確保する
・早期警報センサー配備など、州全体の山火事防止策を強化

公共の治安
・2回の銃器買い戻しイベントを成功させ、アサルトライフル、ゴーストガン、半自動小銃など約1,000丁の銃器を回収し、ハワイから撤去

・違法花火対策部隊を設立、取り締まり強化

気候変動と環境
・州全体で気候変動に対する取り組みに資金を提供。気候関連災害の影響を軽減するためのアドバイザリーチームからの勧告を実現する。

グリーン知事はまた、ハワイのスタジアムの近代化、食糧安全保障改革の推進、司法制度の強化など他のプロジェクトも強調した。「私たちは今後も州内で大きな夢を持ち続け、今後数年間にわたって大きな変革をもたらすプロジェクトや取り組みを追求していきます」とグリーン知事は締めくくった。

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