カカアコの建築物の高さ制限緩和案が廃案へ

カカアコの建築物の高さ制限緩和案が廃案へ

更新日 2019.02.21

先日ハワイ州議会に提出されたカカアコ地区の建造物の高さ制限緩和案が、複数の市議会委員会の反対により廃案となった。

この高さ制限緩和案は、現行の418フィートから約2倍にあたる768フィートまで高さ制限を引き上げるとするもので、カメハメハスクールが所有する29エーカーの土地に建設予定の「アワ・カカアコ」と、ハワードヒューズが持つ全16棟のコンドミニアム建設プランのうちの1棟が対象になっていた。

同法案は、「418フィートの高さ制限によって、ホノルルの街並みが画一的な景観になってしまっている。この高さ制限の引き上げによりカカアコのスカイラインをバラエティーを与えたい」として提案され、今月1日には下院の水利・土地・ハワイアン問題委員会では可決されていたが、下院司法員会は14日、法案の採決を延期し、期限の15日までに下院財政委員会で審議・採決されないように阻止した。

この高さ制限緩和案には、住民の多くが否定的であり、また州運輸局も768フィートのタワーは旅客機の安全要件を阻害し、航空機が誤ってタワーに衝突する可能性もあると指摘していた。

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