燃料価格の急騰でハワイに打撃 ガソリン高騰が家計と漁業を直撃、長期化に懸念も

燃料価格の急騰でハワイに打撃 ガソリン高騰が家計と漁業を直撃、長期化に懸念も

更新日 2026.04.03

中東情勢の緊迫化を背景とした原油価格の上昇により、ハワイ州内で燃料価格の高騰が続き、家計および基幹産業である漁業への影響が拡大している。

報道によると、米国およびイスラエルによるイランとの戦闘開始以降、原油価格は1バレル当たり100ドルを超える水準で推移。加えて、ホルムズ海峡におけるタンカーの滞留など供給網の混乱が、価格上昇に拍車をかけている。

全米自動車協会(AAA)によれば、ハワイ州内のレギュラーガソリン平均価格は1ガロン当たり約5.50ドルと、前月比で1ドル以上上昇し、約20%の値上がりとなった。

州内の消費者からは、外出の抑制や給油頻度の見直しなど、生活行動の変化を余儀なくされているとの声が上がっている。

影響は漁業分野にも及んでいる。ハワイの漁業では燃料費が主要コストの大部分を占めており、ディーゼル価格は1ガロン当たり約6.80ドルに上昇。関係者によると、前月比で倍以上となっている。

ハワイ延縄漁業協会のエリック・キングマ事務局長は、燃料費の急騰により「出漁か係留かの判断を迫られている」と指摘する。一般的な操業では1回当たり約4,000ガロンの燃料を消費するため、収益性への影響は大きい。

また、水産物価格はオークション形式で決定されるため、コスト増を販売価格に転嫁することが困難である点も課題となっている。

供給面では現時点で不足は見込まれていないが、観光需要の減退が進んだ場合、需給バランスの悪化が懸念される。関係者は、供給過多と需要低迷が同時に進行する可能性を指摘している。

専門家は、中東情勢の収束およびホルムズ海峡の物流正常化が見通せない限り、燃料価格は高止まりする公算が大きいとしており、今後数カ月にわたり厳しい状況が続くとの見方を示している。

消費者団体は、燃費効率の改善策として、一定速度での走行や混雑時間帯の回避、車両管理の徹底などを呼びかけている。

燃料価格の動向は、州内経済全体に波及する可能性があり、引き続き注視が必要とされる。


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