米オンライン通販大手アマゾンが、西オアフ・カラエロア地区に大規模物流施設の建設を計画していることが明らかになった。施設は2029年の開業を目指しており、実現すればハワイでも一部商品の翌日配送サービスが可能になる見込みだ。
計画地は約49エーカー。アマゾンはここに、延べ床面積約300万平方フィートの多層型フルフィルメントセンターを建設する計画を進めている。
現在、アマゾンはサンドアイランドに配送センターを設けているが、同施設は島外から届いた荷物を仕分けし配達する拠点にとどまっている。今回計画されているフルフィルメントセンターでは、商品そのものをハワイ島内に保管するため、配送時間の短縮につながるとみられている。
一方で、大型企業の進出によって、地元の家族経営ビジネスが厳しい状況に置かれる可能性があると地域経済への影響を懸念する声も出ている。
これに対しアマゾン側は、「売上の60%以上は独立系セラーによるものであり、小規模事業者にも販路拡大の機会を提供している」と説明している。
同社は現在、ハワイ州内で約1,500人を雇用しており、新施設ではさらに約1,000人規模の新規雇用を見込んでいる。施設は24時間365日体制で運営される予定だ。
また、アマゾンは市の許可当局に対し、高さ99フィートでの建設許可を申請している。現行の地区制限は60フィートとなっており、今後の審査や地域との調整が注目される。
地元選出のカナニ・ソウザ州議員は、「企業には地域社会や文化、土地への配慮を持って事業を進めてほしい」と述べ、地域との共存の重要性を強調した。
計画が順調に進めば、建設工事は約1年後に始まり、2029年末までの完成を目指すとしている。
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