熱帯暴風雨「ララ」接近でハワイ州が情報センターを設置 オアフ島でも緊急対応を強化

熱帯暴風雨「ララ」接近でハワイ州が情報センターを設置 オアフ島でも緊急対応を強化

更新日 2026.08.14

熱帯暴風雨「ララ(Lala)」の接近を受け、ハワイ州とホノルル市・郡は14日、緊急対応体制を強化した。ハワイ州緊急事態管理庁(HI-EMA)は同日朝、州政府の情報発信を一元化する「Joint Information Center(JIC)」を開設。ララの接近に伴う気象情報や警報、各自治体の対応状況などを住民やメディアに向けて発信する。JICは毎日午前7時30分から午後7時30分まで運用する。

オアフ島では14日午前7時、ホノルル市・郡が緊急オペレーションセンター(EOC)を、ホノルル警察が合同作戦センター(JOC)をそれぞれ稼働させた。オアフ島に熱帯暴風雨警戒(Tropical Storm Watch)が発令されたことを受けた措置で、市の各部局や緊急対応機関が連携し、島内の状況を監視するとともに、必要に応じて人員や物資を迅速に配置する。

ホノルルのリック・ブランジャルディ市長は、これまで市や救急対応機関、重要インフラの準備を進めてきたと説明。「天候が悪化する前に、今日中に準備を終えてほしい」と住民や訪問者に呼びかけている。

ララは14日朝の時点で、ハワイ島に接近しており、勢力を強めてハリケーンになると予想されている。ハワイ島にはハリケーン警報、マウイ郡には熱帯暴風雨警報、オアフ島とカウアイ島には熱帯暴風雨警戒が発令されている。ハワイ島やマウイ島では8~12インチの降雨が予想され、ハワイ島では局地的に25インチに達する可能性がある。大雨による洪水や土砂災害への警戒が必要となっている。

オアフ島の対応を支援するため、サウスカロライナ州消防局などから12人の専門チームも14日に到着し、ホノルル市のEOCに合流する。同チームは今年3月、コナ・ロウによる大雨や洪水の際にもオアフ島で支援活動を行っている。

ホノルル市は、洪水の危険がある地域にいる人への対応も強化している。ホームレス支援チーム「CORE」は24時間体制に移行し、低地や洪水の危険がある地域を中心に巡回する。また、市の「H.O.N.U.」プログラムを利用する63人については、カポレイ・ハイスクールの体育館へ一時的に移動する計画となっている。

一方、ララに伴う熱帯性の雨が到達する前に、強い貿易風と乾燥した状態が続いていることから、山火事への警戒も強まっている。市は火災につながる行為を避けるよう呼びかけている。

ホノルル市は15日午前8時から、オアフ島内8カ所にハリケーン避難エリアを開設する予定だ。対象となるのは、Blanche Pope Elementary School、Castle High School、Kahuku Elementary School、Kapolei High School、Mililani High School、Moanalua High School、Nānākuli Elementary、Roosevelt High School。避難エリアは必要な状況が続く限り開設される。

市は住民や観光客に対し、屋外にある飛ばされやすい物を固定し、水や食料などの必要な物資を確保するほか、携帯電話や予備バッテリーを充電しておくよう呼びかけている。

ララをめぐっては、進路や勢力によって各島への影響が変わる可能性があり、州や各自治体は警戒を続けている。住民や観光客には、国立気象局やハワイ州、各郡が発表する最新情報を確認し、天候が悪化する前に早めの備えを終えるよう求めている。


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