ホノルルのカカアコ地区で続くハワード・ヒューズ社によるワード・ビレッジ再開発事業の骨格を成すコンドミニアム事業において、新たに中層所得者向けコンドミニアム「ケ・キロハナ」が完成し、入居が開始された。
「ケ・キロハナ」は、423戸から成るコンドミニアムで、ハワード・ヒューズ社は375戸を中層所得者用に確保、残りのユニットを市場価格で販売した。対象となった中層所得者層の年収入は一人世帯で約8万5150ドル、二人世帯で約9万7300ドル、四人世帯で約12万1650ドルであった。
これまでハワード・ヒューズ社はワード・ビレッジ内に3棟のコンドミニアムを建設しているが、全て高級コンドミニアムでその平均価格は、「アエオ」で100万ドル、「アナハ」で120万ドル、「ワイエア」で360万ドルと高額であった。一方、ワード・ビレッジで初の中層所得者向けコンドミニアムとなった「ケ・キロハナ」の平均価格51万776ドルで販売された。
「ケ・キロハナ」一階にはドラッグストア「ロングスドラッグ」が入居する予定である。
カカアコの開発を担当しているハワイ地域開発公社は、制限を超える高さのタワーを建てる交換条件として、全戸数の20%を中層所得者向けのアフォーダブル住宅として建設するよう、開発業者に求めている。
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