ホノルルのカーク・コールドウェル市長が今年初めの予算案で提案した3項目における増税の一部がホノルル鉄道の運行と維持の費用として使われる予定であることが分かった。
2020年に一部開通予定のホノルル鉄道では、開通後、年間1億2,700万ドルから1億4,400万ドルが運行維持費として必要となると予測されている。
先週、コールドウェル市長はホテルの固定資産税、高額住宅の固定資産税、およびゴミ収集手数料を引き上げる提案は、運行維持費の確保のためであると言及。この提案がホノルル市議会によって承認された場合、7月1日から始まる予算年度から有効となる。
コールドウェル市長は、ホテルの固定資産税の引き上げから年間1800万ドルを、オーナーが居住していない高額住宅の固定資産税の引き上げから年間1400万ドルを、ゴミ収集手数料の引き上げから年間1200万ドルを確保したいと考えている。
およそ1年後の鉄道開通のための資金源の確保であるが、ホノルル市議会の中では反対意見なども聞かれ、提案承認には激しい攻防があるものと予想されている。