ノースショアのカフクエリアで、風力発電用タービン設置建設に対して、抗議デモや破壊行為などが激化している。ナ・プアマカニ社(バージニア州本社)はノースショアのカフク地区に8基の風力タービンを設置する許可を得ており、建設に着手していたが、地元民による抗議デモや、工事関連のトラック移動の阻止、タービン設置場所の基礎部分の破壊、木製の電柱をチェーンソーで切り倒すなどの反対派の行動が続いている。
反対派の主張としては、風力発電機から発する騒音や巨大なプロペラの影などによる体調不良への懸念、またハワイ固有のコウモリ(シモフリアカコウモリ)の減少への懸念などを表明している。
ハワイ州は2045年までに、電力生産手段を100%再生可能エネルギーに切り替えることを目標にしており、ナ・プアマカニ社はこの風力発電施設が、その方針に適っているとの主張している。