ホノルルレールトランジット(ホノルル鉄道)の工事は交通量の多い都心部へと延伸してきているが、工事延期がまた発表された。工事区間は、オアフ島内でも交通量のもっとも多いバス路線が恥じるディリンガム通りを含むエリアへ入ってきているが、ホノルル高速輸送公社(HART)は、鉄道建設工事に先駆けて必要となる送電線の地下埋設工事のための準備が整っていないとして、予定されていた11月22日の工事開始は難しいとの報告を市議会に伝えた。HARTは2020年初に開始の大規模工事にむけ、必要な車線閉鎖や優先通行権などの許可を取りたいとしている。また、工事期間であっても両方向で最低1車線の通行を維持し、蓮路線もほぼ通常スケジュールでの運航を目指しているとのことだが、影響は避けられない。ディリンガム通り沿いの企業や商店、住宅などは、工事期間にあたる2年間の固定資産税を控除するなどの案も検討している。