2020年10月より、ハワイの運転免許証を空港での身分証明として利用する場合、
「リアルID」準拠の免許証であることが必須となります
ハワイの運転免許証をお持ちの方にお読みいただきたい記事です。
ハワイのリアルID準拠の運転免許証とは?
まず、いまお持ちのハワイ免許証を確認してください。リアルID準拠の免許証とは、下画像のように、右上にゴールドのスターのマークが入っているものを言います。
これは、2001年9月11日に起きた米同時多発テロをきっかけに2005年に「リアルID法」として連邦が発令した法律によります。この連邦の命令により、すべての州発行の運転免許証と身分証明書の最低限のセキュリティ基準を確立することにより、乗客の身分を保証する試みとなっています。運転免許の取得時や更新時に、リアルID法に則った資料の提示(後述します)を経て発行されたものとして、過去の単なる運転免許証から、「リアルID」としても通用する運転免許証に格上げされる、というものです。
この「リアルID」が、最も重要になってくるのが飛行機の搭乗時です。
2020年10月1日以降、「リアルIDに準拠した運転免許証」でないと、飛行機に乗る際の身分証明書としてTSAが認めないということを発表しています。
日本国民の場合、日本のパスポートで入出国することが多いですが、ハワイ在住の方でアメリカ国内旅行の際に、ハワイの運転免許証を空港のセキュリティでの身分証明として利用していた方は要注意です!
リアルID準拠のハワイ運転免許証発行のために必要なもの
リアルIDとなる免許証発行のためには、下記の資料が必要となります。- 1種類の身分証明書 -パスポートや出生証明書
- ソーシャルセキュリティカード(オリジナル)またはW2フォーム
- 2種類の住所を証明できるもの(銀行や役所などからの書類や郵便物など。ハワイの現住所、また正式な氏名が入っていること)
リアルIDを、オンラインで申請も可能(対象者が限られます)
行列が長いことで有名な(悪名高い)DMVですが、下記の対象者の方はオンラインで申請も可能になっています。当てはまる方には朗報ですね!
●2014年5月から2018年1月の間に運転免許証を発行された場合は、DMVに行かずに、オンライン申請が出来る。 申請はこちらから、https://www1.honolulu.gov/duplicates/
このDuplicateのページで、「オプション2」を選択し申し込みスタート。オンラインでIDを更新費用は7ドル、6〜8週間以内に新しいカードが送られてくる予定。
●2014年4月以前に取得した方は、DMVで手続きが必要となる。
DMV訪問のオンライン予約はこちらのALOHA Qでできる。 https://alohaq.honolulu.gov/?0
ホノルル市は、まだREAL IDに準拠した運転免許証を取得していない人が半数近くいるとしています。未取得の方の中で、空港での身分証明に免許書を利用している方はお急ぎいただいたほうがよさそうですね!