"ハワイに住む"を叶えた人々にインタビューするこのシリーズ。
今回は、ハワイに歴史的建造物の自宅を下山 好誼 さんにインタビューしました。
サーフスポットが目の前!
築100年の歴史的建造物が我が家
自分の夢や好きなものがすべてあったハワイ
私の若い頃は、VAN Jacketがアイビー・ファッションを打ち出し、日本のアパレル界を一世風靡。私も影響を受けてアメリカに行きたいと憧れるようになりました。やがて、息子が生まれると名前には加山雄三さんの映画『若大将』の劇中の役名「雄一」と名付けるほどに加山さんと海に憧れ、プレスリーの映画を見ては、ハワイへの思いが強くなりました。
サーフィンがしたくて初めてハワイにやってきたのが22歳の時。美しく雄大なハワイの海を目の前にし、「いずれはここに住みたい」と強く思いました。それからは、自分の会社の社員140名を70名ずつ2班に分けて、社員旅行で9年間も続けて来るほどに、ハワイの虜になっていましたね。現在は年に何度かハワイを訪れ、21年ほど前に購入したハワイ州の歴史的建造物に指定されている築100年の家に住み、サーフィンを楽しんでいます。この家は息子がプロサーファーになったのを機に購入したのですが、アンティークな味わいのある小さな家であるとともに、目の前が有名なサーフスポット。いつでもサーフィンができることが魅力です。今でもハワイにいるときは、早朝から波に乗り、また夕方にも海にはいる。そんな海三昧の日々を過ごしています。この家に巡り会えて、本当にラッキーでした。
自分の夢や好きなもの、すべてがハワイにはありました。ハワイの海への憧れが形となり、私が創造したブランドのすべてに「海」が関わっています。ハワイは私の人生に多大なインスピレーションを与え続けてくれています。アメリカ、海、トラディショナルをキーワードとするライフスタイルを提案してきましたが、すべてハワイへの強い想いから始まったものです。
人に恵まれた人生で、みんなが助けてくれたおかげで今があります。夢を言い続ける、口に出していると誰かが必ずサポートしてくれた。声にして自分の思いを伝えることは大切ですね。今年で創立46年になる会社を経営しながら、ハワイに年数ヶ月は来て、大好きなハワイから影響を受けてビジネスに活かしていく。これも本当に社員のおかげ。心から感謝しています。これからは、もっともっとハワイに長く住みたいですね。いつか、キャプテンサンタが推薦するハワイの家なんていう、雑誌を作ってみたいとも思っています。
下山好誼さんにお気に入りのハワイのお店をご紹介していただきました。
【モーニング・グラス】
マノアの美しい緑に囲まれたカジュアルさが魅力のカフェ。旨いコーヒーを飲みながら、友人であるオーナーと談笑するのが楽しみ。 |