本田直之さんがガイドするハワイのレストランシーン。連載「シェフが食べて欲しいのはこの一皿、それに合うのはこのお酒。」今日はハイズ・ステーキハウスから、おすすめの一皿と、とっておきのペアリングのお酒をご紹介します。
レバレッジコンサルティング(株)代表取締役社長兼CEO。日米のベンチャー企業への投資・育成事業を行う。著書は累計300万部。トライアスロンチームAlapa主宰。明治大学、上智大学非常勤講師。(社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ。
英国貴族の邸宅を思わせる重厚感あふれるメインダイニング。その奥に設えられたグリルの上ではハワイの香木キアヴェの炭で分厚いステーキが焼き上げられる。ワイキキ屈指の老舗ステーキハウスとして地元客や海外のリピーターに支持されている「ハイズ・ステーキハウス」では、他店の追従を許さない絶品ステーキと、その味を引き立てる極上ワインが楽しめる。この店のステーキの美味しさはあまりにも有名だが、今回お店のお勧めはラム肉のロースト。ビーフだけでなく日本では出会えない美味しいラム肉を提供することもハイズの自慢。
本田氏がカップリングに選んだのはリッジ・ヴィンヤーズが世界に誇るジンファンデル「リットン・スプリングス2011年」。タンニンと酸のバランスと熟した果実のニュアンスがラム肉の旨味を引き立てる。ステーキ用には「ケイマスのスペシャルセレクション2011年」を指名。
クラシックな雰囲気の中で味わうならモダンなワインよりもクラシックな作り手に目を向ける。そんな気の利いたセンスもワイン選びには欠かせない。「これだけクラシックで古くからのスタイルを変えずに続けている店は貴重。変化の激しいハワイではかえって新鮮だね」と本田氏はワインを手にした。
ワイキキ・パークハイツ1階
2440 Kuhio Ave.
808-922-5555
17:00 ~ 22:00
ハッピーアワー 17:00 〜 18:30
不定休
バレーパーキング