本日11月6日より、ハワイ州が日本からの渡航者に向けても事前の陰性テスト結果持参で、14日間の隔離を免除する「事前テストプログラム」の適用をスタートした。
本日10時15分到着予定のANA186便が、64人の乗客を乗せて、予定よりも早く9時30分にダニエル・K・イノウエ空港(ホノルル空港)に到着した。
この事前テストプログラムの適用は、アメリカ国内以外では日本がはじめての適用国となり、日本がハワイの観光業にとって最重要な国外マーケットであることを印象付けた。
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また本日のホノルル空港には、ハワイ州のイゲ知事、グリーン副知事、またハワイ州政府観光局のエリック・タカハタ氏がプレスカンファレンスを行った。
ハワイ州政府観光局のエリック・タカハタ氏からは、この日本との事前テストプログラム実現のために、日本・ハワイ双方の政府、関係各位の多大な努力があったことが述べられた。
グリーン副知事より、現在発表されている日本の17の指定検査機関に加え、近々に更に20以上の検査機関が追加される予定があることなどが発表され、着実に日本ーハワイ間の観光再開協議が前進していることが伺えた。
カンファレンス後には、イゲ知事みずからANAのフライトクルーを出迎え、感謝の意を伝える姿も見られた。ハワイの地元ニュースメディアも詰めかけるなど「インターナショナル・ゲスト」が戻ってくる第一便は歓迎ムードに包まれた。
日本から到着された方数名にお話を伺ったところ、日本での事前PCR検査は数時間で結果がでたそうで、価格は安いところで24000円から35000円くらいの幅で受診できるとのこと。
ホノルル空港で陰性証明を確認されると、このような黄色の「14日間自己隔離が免除」証明の用紙が渡される。
明日以降のフライトでは乗客数が更に増える予定となっているとのこと。特に年末にかけ日本での指定検査機関の予約が1000件を越えているという。
また、ダニエル・K・イノウエ空港にはPCR検査が出来る出張テスト施設も設置された。
今後、ハワイ旅行を終えて、帰国便に乗る前に空港内でPCR検査を受け、陰性証明を持参して帰国することで、日本に帰国後の隔離義務を免除する案も検討されているという。
日本ーハワイ便は2020年11月はトータルで8便。
本格稼働・本格再開というにはまだまだだが、ともかく日本ーハワイの観光再開の第一歩がスタートした。