正しいハワイ中古物件の探し方と安心できる新築物件の購入方法、教えます! いそのななさん(オープス・リアルティ所属)にインタビュー

更新日 2022.06.17

数多くのハワイ高級物取引実績を持ち、日本人が最も多く求める物件タイプにも詳しい人気不動産エージェント、いそのななさん(オープス・リアルティ所属)に、正しい中古物件の探し方と安心できる新築物件の購入方法についてインタビューしました。

目次


いつでも好きな時にハワイ物件をオンラインで気軽に検索できるのはとても便利ですが、各物件の詳細を自分できちんと理解するのは至難の業。

購入対象物件を探す際に知っておくべき注意点、またカカアコなどに多い新築プロジェクト物件の購入方法、そして意外に知られていないハワイ不動産基本知識などを、いその ななさん(オープス・リアルティ所属)が丁寧に解説します。

また後半では新築コンドミニアムのおすすめプロジェクトもご紹介します。

ハワイ中古物件の市場価格は、評価額に沿って設定されるルールがあります

いそのさん:
ハワイ物件の市場価格は、その物件の物件価値、つまり固定資産税を課すための基準となる評価額を基本として、その時期の直近に売れた同エリアの類似物件の価格帯に足並みをそろえなければならない決まりがあります。

例えばワイキキで50万ドルの価値のある1ベッドルームユニットが2件売りに出たとします。1つはリモデルしたてで60万ドル、もう一つはリモデルなしで48万ドル。これらは両方とも適正価格であるといえます。

多少の価格交渉や価格競争においては成約価格が若干上下することもありますが、基本的に物件価値である50万ドルから極端にかけ離れるということはまずありません。

ネットの不動産検索で他と比べて安すぎる物件は「借地権物件」の可能性が大です

いそのさん:

ハワイで”掘り出し物の不動産を見つけたので詳細を知りたい、内見をしたい”というご依頼をよくいただくのですが、そういった物件は、ほぼ100%の確率で、オーナーとしての所有期間に期限のある「借地権」の物件です。

ハワイの不動産物件には大きく「所有権」「借地権」という2つのカテゴリーがあることは重要な基礎知識ですので、ぜひ押さえておいていただきたいと思います。

●所有権物件 (フィーシンプル/FS)=土地と建物を所有する一般的な中古物件。
⇒オーナーになれば、月額の管理費支払いのみ。売却するまでオーナーが所有できる。ハワイ不動産において時間の経過による所有物件の将来の値上がりも期待できる。

●借地権物件(リースホールド/LH)=期限付きで建物を利用する借地権の物件。
⇒物件価格自体は所有権より安いが、リース期限とともにオーナー権は消滅する。また所有期間内の月額固定費も月管理費に加え、毎月の借地料もかかってくるため、維持費が所有権物件の2倍近い。

一般のハワイ不動産検索サイトでは、各物件情報に所有権なのか借地権なのかを明記されてないことがほとんどなのでわかりづらいのですが、周辺の同クラス物件に比べて”破格に安い場合は借地権物件”と思って間違いありません。

そういった情報検索にかける無駄な労力やまわり道を避けるためにも、相性の良い不動産エージェントを味方につけて物件探しをする方が結果的に満足度の高い物件購入ができると思います。

購入時に買い手の手数料負担はなし!
物件探しは相性のよいエージェントと二人三脚で

いそのさん:

ハワイ不動産の手数料が気になる方も多いと思いますが、購入時に買い主のお客様は手数料負担はありません。売買金額の5-6%となる手数料は売り主が売却手数料として支払い、その手数料が売り主・買い主双方のエージェントの所属会社に半分ずつ支払われ、エージェントは自身の所属会社から各自の契約分の割合をエージェントコミッションとして支払われる仕組みです。

ですから、知識のままならない状態で理想の物件をご自身で検索するよりは、ハワイ不動産の専門知識があり、相性の合うエージェントを探して味方につけていただくほうが結果的に早いと思います。相性といってもいろいろな捉え方がありますが、やり取りが確実に進むスピード感、プロとしての対応力、率直に意見が言い合えるかなど、ご自身が心から頼りにできるパートナーとしてのエージェント探しが最初の一歩です。

そしてエージェントを検索エンジン替わりに上手に使い、お客様の好みや要望をどんどん共有いただくことが、短時間で理想の物件にたどり着くことにつながります。

そして日本と違う常識として、ハワイにおいて不動産取引の際は依頼する担当エージェントを1人に絞るということ。これはハワイの物件在庫は会社によって違うということはなく、MLSという共通した一つのデータベースを元に物件のご案内をしているため複数に依頼するとトラブルのもとになるためです。 ここも日本と違う点ですが、担当を変えたい場合は変える前に変更依頼を正直に言えば問題はありません。

中古物件の購入は「エリア・予算・支払い方法」3つの条件をまずは押さえましょう

いそのさん:

エージェントを選択したら、購入条件の絞り込みは重要なステップ。だいたいのご希望のエリア、予算、そして支払い方法(現金なのかローンなのか)を決めましょう。

この三つの条件のどれかがかけていれば、価格も間取りもいいけど物件の立地がオアフ島の果てだったり、エリアも予算も希望にマッチしているが購入資金の調達が無計画だとすぐにオファーを入れられず、ライバルに競り負ける、といったことも起こります。

物件検索よりも何よりも先に、この三つのポイントをエージェントとじっくりディスカッションして優先順位を決めておくことが、結果的にいい物件探しへの最短ルートとなります。  

新築物件は情報の早いエージェントへの依頼がカギ

いそのさん:
 
ホノルルに続々と魅力的な新築プロジェクトがスタートしています。

これらの新築プロジェクトの情報は一般に公開する時期にはすでに3分の1ぐらいは購入者が決まってしまっていることも多いのです。その理由はデベロッパーが過去に取引実績の多いエージェントに向けて先駆けて情報詳細を優先的に発信して、先行販売するからです。ですので、新築の開発プロジェクトでは優先的に情報提供されるエージェントに購入の手伝いを依頼するのが、絶好の機会を逃さないキーポイントとなります。

私はありがたいことに過去の取引実績からワードビレッジを含む高級コンド開発プロジェクトにおいて優先されておりますので、デベロッパー開発プロジェクトに関して安心してご案内から登記までのご購入のプロセスをお任せいただけます。

アラモアナ・カカアコの注目の新築プロジェクト

いそのさん:
ここでいくつかアラモアナやカカアコで見逃せない新築プロジェクトをご紹介します。いずれも日本からのお客様に魅力的なプロジェクトばかりとなっています。

「カラエ· ワードビレッジ」

ワードビレッジの”ヴィクトリア・プレイス”に続き、場所に限りのある”海から一列目”に計画されている最後の超高級コンドミニアムプロジェクト、「カラエ・ワードビレッジ」。ビクトリアワードパークの隣に建設予定。アラモアナ通りをビーチ側にわたる歩道橋も建設されます。
海から一列目となる「カラエ」

「パークレーン2」

アラモアナの超高級コンドミニアム「パークレーン」の2棟目のプロジェクト。アラモアナセンターの山側、メイシーズの付近に、今回は高層階でワールドクラスのホテルコンドミニアムが建設されます。(どの高級ホテルが参入するかはまだ未定) 絶好のロケーションは需要は非常に高いと予想されます。
こちらオリジナルのパークレーン画像

「ザ・レジデンス・アット・マンダリンオリエンタル・ホノルル」

あのマンダリンがホノルルに最高級のホテルレジデンスを建設予定です。ホテルとレジデンスとを完全にフロアで分け、居住者の方専用の入り口、アメニティ、エレベーターなどもホテルゲスト用とは別に作られる予定です。名高いスパや、ミシュランシェフのレストランもいくつか入るそうで、楽しみなプロジェクトです。

中古物件、新築プロジェクトのハワイ不動産購入、またお持ちの物件の売却を含む買い替えをされたいとお考えの方、まずはご連絡をください!

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