2年に及ぶパンデミックでハワイも色々ありました。 ハワイを愛するみなさんに、コロナ禍を経てハワイとの関係がどう変化したか、伺いました。 揃ったのは「やっぱりハワイ!」という結論でした。5名の方にインタビューしました。
Vol.1~5まで、シリーズでお送りします!
Vol.5は 加藤信一さんです!
Q:加藤信一さん コロナ禍で何が変わりましたか?
A:副業だったイラストの仕事の比重がどんどん大きくなりました
ザ・バス運転手 兼 イラストレーター
神奈川県鎌倉市出身。日本、シアトル、ロサンゼルスで20年以上プロのベーシストとして活動。2008年ハワイに移住し、ザ・バスの運転手に。仕事のかたわら手がけたイラストが話題を呼び、ギャラリーや店舗から依頼が殺到。イラストはオンライン(www.ssbluehawaii.com)やハレイワのY’sギャラリーで購入可能。
加藤:僕のキャリアの出発は音楽なんです。本場アメリカで音楽を学びたいと移住。ロスではロバート・マーティンなど多くの有名ミュージシャンと共演する機会に恵まれ、アルバムも2枚出しました。ただ、好きなことを仕事にするより、本業があった上で趣味で演奏を楽しむのが僕のスタイル。音楽以外にも、米国移住当初から国立公園巡りが趣味で、キャンプにもハマりました。キャンプ二日目、三日目くらいから自分が自然に一体化していく過程がとても心地良かった。思えば、自然に惹かれたことが、ハワイの移住へとつながったのです。
結局、13年カリフォルニアに滞在し、その間に、州立大学に留学していた妻・沙織に出会いました。妻はグラフィックデザインを専攻していてアートにも造詣が深かった。妻との出会いが、私がアートに関わる入口になりました。 ハワイの自然の豊かさは聞いていて、いつかは住みたいと思っていたのですが、妻の学業も修了し、私も音楽に行き詰まっていたこともあり、思い切って2008年にハワイに移住しました。ハワイの抜け切った空と、きれいな空気には驚きました。ただそこに立っているだけで気持ちいい。感動しました。
ただ、物価の高さは頭の痛い問題で、まずは仕事を探そうと、ロスでの経験をいかして運転手の仕事に応募しました。観光会社でトロリーの運転を2年間やり、その後ハワイ州のザ・バスの採用試験に応募。人事の空きが出るまで半年くらい待ちました。運転手の仕事は競争率が高くて、時期によっては2年以上待つ人もいると聞きました。
運良く採用されましたが、新人はルートや勤務日を選べないので、土日は休めない。朝や夜などシフトも不定期で、ちょうど長男が産まれたこともあり、忙しさで音楽活動は一時中断しました。ハワイではHollowSpheresというバンドで毎週のようにライブに出て、ローカルのテレビ番組にも出演。アルバムも制作していた時期でした。ただ、音楽活動はいつか再開したいと思っています。
イラストの力で日本とハワイをつなぎたい
音楽の代わりに自分の中で浮上してきたのが、イラストを描くことでした。運転手の仕事をしていると、どこを走っても景色が良く、色彩もあざやか。中には、2時間くらい座って見ていたいなと思う景色さえあります。そんな景色を自分の手で描写したい、残したいと思うようになりました。妻がアートに詳しかったのもきっかけとなり、2013年くらいからイラストの制作を一緒に始めました。
下書きは僕がしますが、構図は二人で決めて、バランスと色は沙織が決め、二人で塗ります。色のセンスは沙織の方が抜群に良いので、色に関しては僕は口出ししません(笑)。出来上がりも、沙織のオーケーが出なければ描き直しです。仕事をしながらですので1枚仕上げるのに2ヶ月くらいかかります。描き続けているうちに評判となり、ギャラリーに置いたり、レストランに置かせてもらったり、「焼鳥あんどう」のイラストを描いたらそれが評判を呼んで依頼が来て…。そんな良い循環でイラストの仕事が増えていきました。
コロナ禍でも幸いバスの仕事は続けられましたが、休暇の時間は少し増えたので、その時間を利用して、日本とハワイの景色を融合したイラストを描いたりしました。早く日本とハワイが繋がってくれという想いを込めてね。最近は、歌舞伎界の大御所、鳥羽屋三右衛門さんから依頼を受けたり、梅田阪急のハワイアンフェアにお招きいただいたりなど、機会が拡がっています。日本でアートを扱う大手の「アミナコレクション」(www.amina-co.jp)でも「シン&サオリ」の作品として選んでいただき、その収益はハワイのフードバンクに寄付されます。
好きなことをやってきた人生なので、何か世間に恩返ししたいと思っていました。ザ・バスの運転もその一環として取り組んでいますが、イラストでも何か日本とハワイのためになる活動ができればと思っています。夫婦で一緒に何かを作り出す作業はとても楽しい。それをハワイという最高の環境でできることは幸せです。イラストの力で子どもたちのために明るい未来を作りたい。大げさですが、そんなことを最近、考えています。
インタビュー集やっぱりハワイ!Vol.1 つんく♂さんの記事はこちらから>>
インタビュー集やっぱりハワイ!Vol.2 稲本健一さんの記事はこちらから>>
インタビュー集やっぱりハワイ!Vol.3 本田直之さんの記事はこちらから>>
インタビュー集やっぱりハワイ!Vol.4 早川 仁さんの記事はこちらから>>
※この記事は「ハワイに住む」マガジンVol.50の記事を元に作成しています。
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