2023年最新情報 アメリカ・ハワイ移住のためのE2、EB5、グリーンカードなどのビザ情報起業やビジネスM&A、教育移住などを考える方へ(GO法律事務所の小林剛弁護士)

更新日 2023.03.24

コロナで棚上げしていたハワイへの移住やビジネス進出プランを2023年は再開させようと考えている方へ!アメリカ移住のためのビザやグリーンカード取得事情、2023年はどんな年になりそうなのか?、ハワイのGO法律事務所の小林剛弁護士に動きや見通しを伺った。

2023年、ハワイへのビジネス進出や、ビザ申請などの動きは? 

小林剛先生: 

2020年からスタートしたパンデミック。日本とアメリカの渡航が難しくなるに連れ、日本からハワイに移住したいという人の流れ、そしてハワイへのビジネス投資や起業などビジネスの流れにも急ブレーキがかかりました。

しかし、2022年に入ってからは渡航条件の緩和とともに、それらの停滞していた流れに動きが少しずつ戻ってきています。


そして「2023年こそは、いよいよ再始動!」と考えた方が多かったのでしょう、年明けからは問合せ件数もぐっと増え、本格的な再開ムードと言えます。2019年と同じ件数とまではいきませんが、2023年1月が終わった段階でも2022年は確実に超えてくるだろうという、活発な滑り出しを見せています。​​​​​

2023年に動きだしたのはこんな人たち

問い合わせを頂くクライアントの皆様の背景は、大きく分けて2つです。

円資産やインカムソースの分散を狙う富裕層・ビジネスオーナーたち

2023年に入っての問い合わせは、2022年の円安の状況を見てご自身たちの資産を海外へシフトしたいという方が多いです。「円資産のまま持っていることがリスク」と考えた資産家やビジネスオーナーの中には、アメリカ・ハワイで法人を立ち上げたり、既存のビジネスをM&Aしてハワイ進出を狙いたい、海外ビジネスからのインカムを作ることでリスク分散したいという方が年明けから一斉に動きだしています。

国際的な教育環境を求めて日本脱出、教育移住

もう一つ、増えて来たのが「お子さんをハワイで育てたい」という教育移住を考える方からのビザのご相談です。
コロナ期間中の日本政府の対応の遅さや鎖国的な雰囲気を見て「日本ってもっと国際的な国だと思っていたのに・・・」という思いから、日本だけでなく広い視野を身に着けさせたい、という気持ちが加速した方たちが多かったように思います。

根強い人気!E2ビザでのビジネス移住・教育移住 

上記のような方たちの間では、会社立ち上げや事業M&AでE2ビザ(投資家ビザ)を取得して、ハワイへの移住や、親子留学・教育移住を実現したいというご希望が引き続き多いです。

E2ビザ(投資家ビザ)は、ミニマム20万~30万ドルからの投資で取得できるため、中小企業や個人事業主の方のビザとして、もっとも現実的なチョイスとなります。

E2ビザ取得の投資先として希望が多いのは、やはり飲食ビジネスですね。また不動産への投資も少しずつ増えてきました。またちょっと珍しいところでは、塾やプリスクール(保育園)の買収などの案件もありました。ウェディングビジネスなどの相談件数は以前に比べると減っていますね。

E2ビザ取得のスケジュールは?

トランプ政権、そしてパンデミック初期の2020年、2021年には、移民へのビザ発行のスピードは全般的に落ちました。しかし、その中でもアメリカへの投資を伴うE2ビザは、審査のスピードが比較的早く戻ってきたビザの一つと言えます。

E2ビザ取得は書類準備から取得まで大体5-6ヶ月を見ておくようにとクライアントの方にはお伝えしています。もしも書類準備に取り掛かる前段階として、買収や新規事業の立ち上げが必要な場合には、その部分も含めて約1年ほどかかります。事業内容や買収の難易度などで必要期間は変わりますので、あくまで目安と考えてください。
 

また教育移住の場合、お子さんの学校の入学・進学タイミングの兼ね合いもありますね。私立学校を希望される場合、合格通知がきてからE2ビザ取得のご相談に来られる方がいらっしゃいますが、E2ビザはそんなに早くは取れません。


お子さんの受験や入学とビザ申請から発給のタイミングをどのように合わせるか、確実にステップを踏んで行く必要があるので、早めにご相談いただければと思います。

その他のグリーンカードなどの取得スケジュールは?

その他のグリーンカード取得のビザは、以前よりも長くなっています。
例えばEB-5ビザは(アメリカ国内の事業にミニマム80万ドルの投資をすることでグリーンカードが取得できる)グリーンカード取得まで約5年かかっています。

EB-2ビザ(アメリカでの雇用ベースのグリーンカード)も3年ほどかかります。
また婚姻ベースでのグリーンカードも1年から1年半ほどかかっています。


いずれにしても、アメリカ・ハワイに移住するためのビザ取得の情報は、それぞれの方にマッチした方法の見極めと準備が重要です。

小林剛先生:

ハワイは非常に魅力のあるユニークな場所で、「ハワイに住みたい!」「ハワイで子供を育てたい!」ということを目的としての移住希望者が世界から集まります。 ビジネスだけを考えればアメリカ本土に行くほうがベターかもしれませんが、ファミリー全員の成長やワークライフバランスなどを考えて、「やっぱりハワイ」という方が多いのです。

たとえば、お父さんがメインのお仕事を日本でしつつ、ハワイと日本と行ったり来たり、そしてお母さんとお子さんはハワイで暮らしながら親子留学、といった2拠点ライフスタイルもぐっと身近になってきました。

コロナ禍の収束とともに、動き出したいという方のご相談をお待ちしています!

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