中村さんの所属するセブンシグネチャーズ・インターナショナル社は「ホテルレジデンス」というカテゴリーをハワイ市場に導入した立役者で、「トランプタワー・ワイキキ」を始めとして、多くのホテル・レジデンスのプロジェクトに開発段階からに携わってきた。日本の富裕層からの支持が厚く、オアフ島のトランプタワー・ワイキキとリッツカールトン・レジデンス、その両方のプロジェクトにおいて売買仲介総額No.1の連続記録を持っている。
中村さんによると、「最近、ハワイへのホテルレジデンスへ投資したい方の間で、オアフ島のみならずマウイ島のリッツ・カールトンへの注目が高まっています」とのこと。
その理由は後述するとして、まずはマウイ島カパルアにある「ザ・リッツ・カールトン・カパルア」の概要と魅力からご紹介する。
マウイ島「ザ・リッツ・カールトン・カパルア」
ザ・リッツ・カールトン・カパルアがあるのは、マウイ島西岸。オアフ島ホノルル空港からは約50分のフライトとなるカパルア空港が最寄りとなっている。
日本からは直行便がないが、アメリカの本土の主要都市からは直行便が多数出ているため、アメリカの富裕層には絶大な人気を誇る。ザ・リッツ・カールトン以外にもフォーシーズンズなどの最高級ホテルブランドが進出し、ザ・ショップス・アット・ワイレアというショッピングモールなども周辺に点在。マウイ島内でも最も洗練されたエリアだ。
オアフ島が沖縄本島だとすれば、マウイ島はそこからさらに離れた宮古島のようなイメージだろうか。都会の喧騒を避けたい、大人のためのリゾートエリアとなっている。
中村さん:画像引用: Ritz Carlton kapalua
マウイ島は、オアフ島に比べるとゲスト数がぐっと少なくなり、雄大な自然に囲まれて、静かにリラックスしたリゾートライフを楽しめます。
さらに、カパルアにはゴルファー憧れのハワイの中でも最高の名門ゴルフコースがいくつもあることでも知られています。
その一つが、ザ・リッツ・カールトン・カパルアの全36ホールの2つのチャンピオンシップ・ゴルフコースです。
また近隣には、ユニクロ創業者の柳井さんが所有するプランテーションコースとベイコースもあります。日替わりで、世界的な大会の行われる一流のコースでゴルフを楽しむことができます。
マウイ島の利回りが高くなる理由
魅力あふれるマウイ島のザ・リッツ・カールトン・カパルアは、「ホテル・レジデンス」スタイルの不動産として購入が可能だ。
オーナーは好きな時に所有する部屋を利用し、使わない期間はホテル側に管理を委託して貸出し、収入を得られる仕組みとなっている。またもちろんオーナーならばホテルのアメニティは宿泊ゲストとして利用できる。
中村さんによると、マウイ島のホテルレジデンスは、投資として見た時のCAP RATE(還元利回り)がオアフ島よりも高くなるという。
中村さん:
理由としては、マウイ島がハワイ最大のマーケットであるアメリカ西海岸からの富裕層を中心に支持されており、高い客室単価が取れることです。 プライバシーを重視する富裕層が好んでリピートするマウイ島は、オアフ島以上にラグジュアリーなデスティネーションとして認知されています。
ハワイ州が毎月発表している統計でも、最新の2023年2月のデータでマウイ島のホテルの客室平均単価は、オアフ島の約1.5倍と大きな開きが出ている。
2023年2月 | ホテル稼働率 | 平均客室単価 (ADR) |
ハワイ州全体 | 76% | $292 |
オアフ島 | 79% | $266 |
マウイ島 |
76% | $387 |
リッツ・カールトンだけでなくマウイ全体が、大型で滞在型のリゾートとしてハイエンドな客層に支持されるマーケティングに成功している。
さらにマウイでは新しいリゾートホテルの建設開発プロジェクトが数多く進んでおり。今後もリゾート地として伸びていく要素が大きいそうだ。
中村さん:
そしてザ・リッツ・カールトン・カパルアの利回りが大きくなるもう一つの理由として、全体的にホテル・レジデンスのオーナーにかかってくる経費が抑さえられることです。
価格レンジとしては1ベッドルームで$1.5ミリオン~2ベッドルームで$3.5ミリオンと、リッツ・カールトン・ワイキキとそれほど大きな開きはありません。
しかし、マウイの方は管理費が高いかわりに、ホテルレンタル固定費がなかったり、オーナー滞在時の毎日のパーキングや清掃費が無料となるなど、長期的に見てランニングコストが押さえられる仕組みとなっています。
ホテルとしてのクオリティを常に保たれているため、ご自身がいつ行っても気持ちのよいステイが担保されているのも、戸建ての別荘を所有することに比べれば安心感が大きい。
また高単価で、質のいいゲストが泊まってくれることは、資産価値を落とさないという点でも長期保有を考える方には大きなプラスになる。
中村さんがお客様にマウイのリッツ・カールトンをご紹介すると、反応はきれいに分かれるそうだ。
「マウイには直行便もないし、都市的な機能がないためあまり興味がない」と言い切る方。
そして逆に「マウイ、いいよね!」という方は、大自然やゴルフの好きな方、そして男性のほうが多いとのこと。
一度行けばファンになる人が多いと言われるマウイ。内見を兼ねて実際に泊まってみることができるのも、ホテルレジデンスの物件のいいところだ。ご興味が湧いた方はぜひ一度宿泊することをおすすめする。
日本からの直行便がないことは、逆を返せば日本人が少なく、ひと目を気にせず過ごせるリゾートであるということ。
日本でもすこし交通の便が悪いくらいのところに、センスのよいリゾートや宿が増えている。「中心から少し外れて、もう一足伸ばした場所」に安らぎを求める滞在スタイルの変化の現れだろう。
投資効率の面でも、リゾート地のバリューの面でも、マウイ島への注目はさらに高まりそうだ。
中村さんのリスティング物件
「ザ・リッツ・カールトン・カパルア」#1227-29
2ベッドルーム、3バスルーム $3,700,000
現在、中村さんが売出しているザ・リッツ・カールトン・カパルアの物件がこちら。
オアフ島では見かけない、1ベッドルームとスタジオ物件がコネクティングドアでつながっているタイプお2ベッドルームとなっている。販売はセットで行われるが、ホテルとしてはスタジオ、1ベッドルームが別々のゲストに貸し出されることもあり、運用効率アップに一役買っているという。
ハワイのホテルレジデンスや、ラグジュアリーコンドミニアムにご