サンナカ・ウエストはハワイで創業19年を迎える総合建築デザイン/インテリア企業である。同社で以前から取り扱いの多かった住宅設備機器類の専門ブランド「サンナカ・ハウス」がショールームをオープンした。今日はそのショールームの中でも、バスタブやユニットバス・洗面台などの住宅設備についてご紹介する。
日本の住宅設備機器専門「サンナカ・ハウス」が
本格的なショールームをオープン
サンナカ・ウエスト社は、ハワイにおいて手に入りづらい日本の和家具や民芸家具などから事業をスタートし、日本製の直輸入の洋家具を販売するサンナカ・ウエスト・アネックス事業を拡大。3本目の事業の柱として日本の住宅設備を専門に扱う「サンナカ・ハウス」を立ち上げ、今回ショールームを開設した。
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今日詳しくご紹介するのは、バスタブやユニットバス、そして洗面台などの水回りの住宅設備で、日本の主要メーカーならほとんどの商品が提供が可能とのこと。
サンナカ・ウエスト 中山 盛智社長:
やはり日本の方は浅くて長いアメリカ式のバスタブではくつろげないと感じられるようで、バスルームの改装のご相談は非常に多いですね。
中山社長いわく、日本製の住設機器類は「機能性の高さ」「清潔に保ちやすい工夫」そして「優しいデザイン」の3つのポイントが優れているという。
日本製のバスタブは肩まで浸かれる深さがあるのはもちろん、断熱性が高くて冷めにくい。また掃除のしやすい排水溝周りのデザイン、水垢が尽きづらい撥水素材、水はけをよくするちょっとした傾斜、カビの付きづらい抗菌加工、身体になじむ柔らかなフォルムなど、随所に日本製ならではの繊細なこだわりが光るそうだ。
ショールームでは実際のバスルームを再現しており、中に入ってサイズ感を確かめることもでき、たくさんの素材サンプルも用意されてる。
またこちらがサンナカ・ウエスト社がハワイで納品した特注の深型の檜風呂。なんと納入先はワードビレッジの某ラグジュアリーコンドミニアムのシャワーブースだったそうだ。
アメリカのラグジュアリーコンドミニアムでは、バスルームとシャワーブースが別々に作られていていることが多い。そのシャワーブースの内部に、内寸ぴったりサイズに作った風呂桶を設置。排水などはそのまま使えるため、工事を入れることなく既存のシャワーブースを、シャワー付きの檜風呂へとアップグレードすることができた。和家具やオーダーメイドに強いサンナカ・ウエスト社のならではのユニークなサービスとなっている。
こちらは日本ではおなじみの折戸式のシャワーユニット。
アメリカでは一枚ドア式が多いため、こういった省スペースのアイディアは馴染みがなくアメリカ人の方には驚かれるそうだ。
洗面台もコンパクトながらイスがついたタイプや、深型・大型のシンクのタイプなども展示中。省スペースでも収納の多いタイプの洗面台も人気だという。
いずれもバスルーム同様に長期間にわたってきれいに使える撥水製や抗菌製の高い素材、ステンレス製の引き出しのタイプなども選べる。
またサンナカ・ウエスト社では平面の図面だけでなく、3Dのデザインも作成して提案してくれるのでトータルの仕上がりイメージを事前に確認できる。さらに、VRグラスを使って、バーチャル空間に再現したデザインを体験することも可能。ハワイでは他のデザイン会社が提供していない最先端のシステムを使っている。
現在ショールームは予約制。新築やリノベーションを考えている方が、建築家やインテリアデザイナーの方と一緒に訪れることも多いという。
訪問をご希望の方はサンナカ・ウエスト社へお問い合わせください。
Sannaka-WEST / サンナカ・ウエスト ショールーム
「サンナカ・ハウス」併設
住所:Nalama Kukui Life Style & Design center
560 N.Nimitz Hwy., #101B
電話:808-537-6181(日本語可)
営業時間:10:00~18:00 無休
Web : www.sannaka-house.com
www.sannaka-west.com
www.sannaka-annex.com