同社で以前から取り扱いの多かった住宅設備機器類の専門ブランド「サンナカ・ハウス」がショールームをオープンした。今日はそのショールームの中でも、ドアや床材などの住宅設備や建材についてご紹介する。
日本の住宅設備機器専門「サンナカ・ハウス」が
本格的なショールームをオープン
サンナカ・ウエスト社は、ハワイでは手に入りづらかった日本の和家具や民芸家具などから事業をスタート。その後、日本製の直輸入の洋家具を販売するサンナカ・ウエスト・アネックスへ事業を拡大し、住宅や店舗インテリアの内装や改装を数多く手掛けてきた。その中でも顧客からの評価が高く「こういう商品が欲しかった!」と言われることが多かったのが、日本製・日本クオリティの住宅設備だった。この住宅設備や建材のみを集めたのが「サンナカ・ハウス」だ。3本目の事業の柱として2022年にショールームをソフトオープンした。
今回はこのショールームに入ってすぐのエリアに、数多くのサンプルを揃えたドアや床材などについてサンナカ・ウエストの中山 盛智社長お伺いした。
中山社長 :
アメリカではドアはデザインのチョイスが少なく、一枚板にノブのみというシンプルなものがほとんどです。弊社が扱う日本製のドアはデザインや素材、カラーなどの組み合わせが豊富で、チョイスしてカスタムオーダーができるため喜ばれています。
また日本ではおなじみの引き戸タイプのドアもアメリカでは見つけづらい。
下の写真のように3枚式のものは省スペースな上に開口部を大きく取れるため、例えば車椅子での移動や、大きな荷物の出し入れなどに使い勝手がよく、シンプルなアイディアながら驚かれる方が多いという。また、
サンナカ・ウエスト社の強みといえば、ハワイでの最初の事業である和室・和テイストのインテリアだが、ハワイのお住まいの方で”一室だけは和室にしたい”といった場合に、他のお部屋と統一感の取れたインテリアを実現できる。
中山社長:
また、日本製のドアの素晴らしい点はやはりノブの操作性の良さ、キチッとしまる建付けの良さです。レバー式のノブも、アメリカ製だと90°真下に押し下げなければ開かないものが、日本製の商品では軽い力で数センチ押し下げるだけでドアが開きます。
日本製の商品全般に言えることですが、ドアだけでなくキャビネットの引き出しなども、やはりスッと気持ちよく開き、静かに閉まるといった”使う際の感触の良さ”というものにこだわって作られています。デザイン面や機能面だけではなく、心地よさも大事にして選びたい、という方ならおわかりいただけるのではないでしょうか?
ドアは、素材や色だけでなく、ガラス窓の形やノブの種類などを組み合わせてカスタムオーダーできるため、家のデザイン全体に統一感が出せる。このショールームにはお客様とインテリアデザイナーさんが一緒に訪問され、細かなデザインを打ち合わせしながら決めていくことも多いという。
そして床材も豊富な材質、カラーリングで揃っている。
中山社長:
アメリカでもフローリングはたくさんありますが、日本製の商品はたとえば一枚板のハードフッドフロアの木材にも高周波をかけて仕上げるので、長く使っていてもアメリカ製のもののように木が反って来るようなことがありません。
また最長で1枚4メートルの長さの床材も手配可能です。やはり長さや幅がある床材を使えば仕上がりが上質になりますね。
また、ペットのために滑りにくいタイプ、防音性の高いタイプ、また傷がつきにくく長期間に渡ってきれいに使えるタイプのフローリングなど、機能性の高いフローリング材についてはやはり日本のほうが先進的だそうだ。
余談だが、中山社長に伺って驚いたのは、ハワイで「本格的な和風住宅を作りたい」というリクエストを下さるのは、日本人ではなくアメリカ人の富裕層の方が多いとのこと。そして実はカハラやダイヤモンドヘッドなどに人知れず存在する純和風の邸宅のほとんどがサンナカ社によるものだという。
さまざまな住宅の建設、また改築ニーズにデザイン、調達、そして施工まで一気通貫でお願いできるサンナカウエスト社。日本クオリティを求めている方はぜひ、ショールーム訪問のご予約を!
Sannaka-WEST / サンナカ・ウエスト ショールーム
「サンナカ・ハウス」併設
住所:Nalama Kukui Life Style & Design center
560 N.Nimitz Hwy., #101B
電話:808-537-6181(日本語可)
営業時間:10:00~18:00(月)〜(土)日曜は予約制
Web : www.sannaka-house.com
www.sannaka-west.com
www.sannaka-annex.com