2024年2月7日に新生「カライ・ワイキキビーチ」がオープン
旧トランプインターナショナル・ホテル&タワー・ワイキキビーチウォークがリブランドし「カライ・ワイキキビーチ」として再スタートを切った。その再出発を祝うオープニングセレブレーションが行われた。
トランプホテルは14年前に創業以来、5つ星のホテルとして運営されてきたが、このたび元トランプ大統領の名前を冠した「トランプインターナショナル・ホテル&タワー・ワイキキビーチウォーク」のブランドから抜けて、あたらに「カライ・ワイキキビーチ」の名前で再スタートを切った。 ロビーフロアでは、客室オーナーやホテルマネジメント、政府や観光業、不動産業などの関係者が集まる盛大なリブランド・リオープンのセレブレーションの式典が行われた。 カライ・ワイキキビーチのマネージングディレクターであるスコット・イングワース氏や開発会社であるアイアンゲート社のサラ・エヴァンス氏、新運営会社となったヒルトン&LXRパートナーシップのハロルド・ラポザ氏などから、再スタートにあたってのスピーチがあり、その後、ハワイのカフ(神官)によるハワイ式のブレッシングが行われた。
現在は看板が掛け替わったのみで大きな変更はないが、2025年から供用部分や客室のリノベーションが行われる。リノベーション期間中も全面閉鎖は行わず数フロアずつを区切ってのリノベーションとなるという。こちらが改装後のレンダリングとなっている。デザインを手掛けるのはロンドンのクラリッジホテルのリノベーションなどを手掛けたBryan O’Sullivan Studio。ハワイの自然にインスパイアされた柔らかな曲線を多用したデザインとなっている。
ヒルトン系列のLXRホテルズ&リゾーツがマネジメントを行う。LXRホテルズは、ウォルドーフ・アストリアやコンラッドホテルなどをポートフォリオに持つ、ヒルトンのラグジュアリーホテルブランド。 日本では京都のROKUホテルなどもその傘下となっている。
今回の「カライ・ワイキキビ―チ」はLXRホテルズとしてはハワイでは初のホテルで、ヒルトングループ全体としてはハワイ州内に計7ブランドで12ホテル目となった。また今後ヒルトンホテルは10ホテルを作る予定があるという。
リブランドが発表された当初、「WAKEA Waikiki ワケアワイキキ」という名称が発表されていたものの、”ハワイを作った父神”に由来する「ワケア」の名前に対して、ハワイアンの人々から反発があり、マネジメントはハワイ地元団体などに命名のための協力を申し出て、話し合いのもと最終的にハワイ語で”安らぎと平和”を意味する「KA LA'I カライ」という名前が選ばれたという。
現在、売出中のカライ・ワイキキビーチ(旧トランプインターナショナル・ホテル&タワー・ワイキキビーチウォーク)の不動産物件一覧はこちらから。