ハワイでコンドミニアムを購入。次のハワイ滞在までにインテリアを整えたいけどどうすればよいか勝手がわからない!そんなときハワイ現地のインテリアデザイナーに依頼するかたが増えています。
物件のリフォーム施工も含めてトータルでお世話してくれるデザイナー、実際のコーディネート例を見せていただきながらお話を伺う3回シリーズ記事。
muro designs 山室美和
オーシャンフロントという立地を最大限に生かした大人のビーチハウス
今回のお部屋があるのは、ワイキキの喧騒から離れた静かなカイマナビーチにほど近いコンドミニアム。この物件は200平米以上という広さと最高の眺望を持つ希少なコンドミニアムながら、築年数が古いゆえにエアコンが設置できない、天井が低く外光が入りにくいなどの悪条件があった。まずはリノベーション前のお部屋をご覧いただこう。
最初にお客様のお部屋を拝見したときの印象は「海の目の前なのにインテリアが暗くてもったいない!」。オーナー様も特にそこを気にされていたので、明るさと開放感をもたらすようアイデアを駆使しました。
こちらが、生まれ変わった、リノベーション終了のお部屋。
「とにかく明るく」というオーナーからの希望を考慮し、リビング・ダイニングスペースの天井は温かみのあるウッドパネルと間接照明で立体感を出した。また極限まで天井を高くするため特注の薄型LEDランプを使用。海風が心地よく漂う明るく開放的なスペースへと生まれ変わった。改装前の写真と比べて、各段に天井が高く感じられる。
リノベーション成功の大きなカギとなったのが寝室から海側のリビングルームまでをつなぐ開放窓の導入。ひとたび窓を開ければエアコンがなくてもトレードウィンドが流れ込むよう工夫した。海をさえぎるものがないラナイは、いつまでも海を眺めて過ごしたくなる居心地のよい空間へと、アップグレード。
ラナイの柵や天井のリフォームと、家具や小物などのセレクトによって生まれ変わったお部屋にオーナー様も大変ご満足されていました。
またキッチンもリビングルームに向かって解放するアイランド型を選択し、部屋に一体感をもたらしている。
「ビーチハウスのような遊び心を持った空間に」仕上げたいというリクエストには、ラナイのハンモックや小物で海のエスプリをプラス。
将来の用途の変化にも対応できるよう、世代を超えて長く愛せるインテリアコーディネートを完成させた山室さん。あなたハワイ不動産を居心地、住み心地のよいものにしてくれるにプロの手を借りるのが、一番の近道。まずはご相談を。
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※この記事は「ハワイに住む」マガジン35号の同タイトル記事をもとに、再構成・掲載しています。