世界が揺れる今だからこそ、「ハワイ不動産」という選択を ——スターツハワイ・畑 華子さんが語る、“目利きの人が動き出している”最新市況

更新日 2025.06.30

世界20ヵ国以上で不動産ビジネスを展開する日本のプライム企業「スターツ」グループのハワイ支社を率いる 畑 華子さんにお話を伺った。激動の世界の中で、グローバルな不動産マーケットを見ている華子さんの「ハワイ不動産市況」の見立てとは。

「資産を価値の落ちないものに変えたい」
世界の富裕層がやっぱり選ぶハワイ不動産

華子さん:

ハワイ不動産全体では2021-22年ごろの活発なマーケットからは徐々にスローダウンを見せ、2024ー25年にかけては落ち着いたマーケットの様相となっています。しかし、売買件数や売買総額が下がっても中間価格は落ちておらず、むしろ上昇傾向です。つまりハワイの変わらぬ人気をベースに、良い物件や”これは”という物件は継続的に売買されているということです。

 

世界中の富裕層の動きを見ていると、コロナや世界各地での紛争など、「世界が揺らぐ時こそ、資産を価値あるものに変えておきたい」という考えが一貫してあるんですよね。 コロナ後、金(ゴールド)の価格が上がったのも象徴的ですが、ハワイ不動産も同様です。この「資産性の揺るがなさ」が世界が認めるハワイ不動産の価値と言えるでしょう。

日本人にとって、これからもハワイを超える「住みやすい海外」はなかなか出てこないと思います。温暖な気候や安心して暮らせる治安の良さ、日本ーハワイの直行便の多さ、日本語でサービスを受けられる銀行や医療、教育の環境、また有事の際に避難所として飛んでくるにも最適な場所であることなど、条件がここまで揃った場所はないからです。

 

全米の課題、不動産の維持管理コストの上昇

価値の落ちないハワイ不動産ですが、この数年、全米で起きている大きな動きに影響を受けています。それが保険などを含めた住宅の維持コストの高騰です。

カリフォルニア州やフロリダ州に比べればハワイはまだ良い方なのですが、やはりハワイでも影響は大きく、火災保険やオーナー保険の保険料が大きく上がりました。それが家の持ち主にとってじわじわ効いてきています。多くのコンドミニアム保険が値上げされ、それが管理費や修繕積立金に反映されて、毎年のように引き上げられている状況です。

ハワイ不動産を所有されている方としては、購入費用とともに維持管理コストとのバランスに慎重になる方が増えています。「いい物件を別荘として持っていたが、使用頻度との兼ね合いで、維持費が高くなってきたから手放したい」という方もおられますね。

ただ、これらの動きもまたバイヤー側にとっては次の章でお話するように、チャンスにもなり得ると考えます。 

「目利き」のできる投資家・バイヤーは
 個人・法人ともに動いています

数年前と比べればスローなマーケットの中でも、やはり「目利き」のできる投資家・バイヤーは個人・法人ともにアクティブです。

「このコンドミニアムの、このユニットが、この価格なら買いだ」と言うふうに、マーケットや資産価値を理解している方は強いです。我々もそのための情報提供は惜しみません。その上でタイミングを待てること、そして決断する時にはチャンスを逃さず素早く動く、それが”目利きの方の動き方”です。


不動産売買には、買い手・売り手それぞれの状況や交渉の余地など、水面下での情報戦が繰り広げられます。 これはAIでのリサーチや公開資料からは決して見えてこない部分であり、我々エージェントの腕の見せ所ともなります。

先日も、ワイキキの中でも最も海に近いワイキキショアのコンドミニアムの売買において、リスティング価格よりも20万ドルも下げて売買が成立した事例がありましたが、双方の思惑とタイミングが合致してディールが成立した形です。

また、これからわたしがチャンスだと思っているのが、ワードビレッジ内の海から2列目、3列目のコンドミニアム群(アナハ、コウラ、アエオ、アアリィなど)です。海に向かって1列目のコンドミニアムとしてワイエア、ヴィクトリアプレイスが竣工し、今後カラエ、ラウニウ、イリマ、メリアと続々と建設されます。そのために2列目以降のコンドミニアムのオーナーで買い替えや売却を考える人が増えて、選べる物件のチョイスが広がるからです。今後のビューが変わっていくことを踏まえ、”どのユニットなら買いか”、”このユニットの適正価格は”といった見極めが重要です。

また企業や法人投資家もアクティブに動いていますね。管理費高騰は個人では頭が痛いですが、法人であれば経費計上による節税や為替ヘッジなど多面的に考えられる強みがあります。引き合いが多いのは10ミリオン(約15億円)以下の中規模のハワイ商業物件。日本国内の物件と比べても遜色ない利回りを取れ、資産分散もできるという評価です。なかなか物件が出てこないカテゴリーなので、出てきたら争奪戦です。我々も常時、ウォッチングしています。

さらに今年はアメリカで金利の引き下げが予定されているので、ローンを組んで購入や買い替えを考えている層の動きがここから活発にマーケットに参入してくる良い兆しが見えています。
 

華子さんからのピックアップで、好対照のおすすめ2物件をご紹介

今日はハワイ不動産の幅広さをわかっていただくために、100,000ドル台で購入できる物件と、約120万ドルのウルトララグジュアリー物件という、好対照の2件をご紹介します。

ロイヤルクヒオ #1210 $119,000 (LH)
1ベッドルーム、1バスルーム、1パーキング

ワイキキ中心でパーキングもついている40㎡以上もあるお部屋なのに、なんと10万ドルちょっと。この価格なのは2041年までの借地権付きLH(リースホールド)の物件だからです。
LH物件は避ける方も多いですが、日本でも定期借地権物件などで馴染みのある方もおられるのではないでしょうか?

現状$2,198.95 ($2,100+税)で長期賃貸でレンタル中。毎月の管理費が$874+リースが$355で、差し引きで$970ほどのインカムになります。
また賃貸に出さなくても、長期滞在したい方にとってはホテルより安く上がるかもしれません。確約はできませんが、2041年以降のリースも更新される可能性が高いと考えています。弊社はロイヤルクヒオに弊社が自社ユニットを20以上保有しているため詳しいのです。このコンドに詳しい我々だからこその”目利き”でお勧めしている物件です。ご興味おありの方はぜひお問い合わせください。

バーチャルステージング

物件詳細はこちらから!

ヴィクトリアプレイス#GPH 4000/4001 $11,999,000(FS)
4ベッドルーム、4バスルーム、4パーキング

打って変わって「これぞハワイ!」というスーパーラグジュアリーな物件を、竣工したばかりのヴィクトリアプレイスからご紹介します。

発売段階でグランドペントハウス2ユニットを購入した方が、2ユニットつなげる改装を施し、売り出した約345㎡というダイナミックな天空のペントハウスです。ヴィクトリアの建物全面を端から端まで使ったユニットです。東側にはダイヤモンドヘッドから、西側の空港方面まで180度以上の広がりを持つ感動的なオーシャンビューのペントハウスを新築状態で購入できるのは、レア中のレアなチャンスです。
(この物件のリスティングエージェントはEsther Park Kusunokiさん@リストサザビーズです)


詳しくはこちら!



 

華子さん:

金額の大小ではなく「その方にとって価値がある」物件に出会うお手伝いがしたいと思っています。ハワイの不動産に興味がある、あるいはこれからハワイの不動産を買いたい・売りたいという方は、ぜひ一度お問い合せください。



 

(※上記物件は2025年6月25日現在の物件情報です。リンクが表示されない場合には、売却済みまたは交渉中の可能性があります)

 

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